今日は「オーケストラ・ダヴァーイ」の演奏会を聴きに、すみだトリフォニーに行ってきた。
「ダヴァーイ」はロシア音楽の演奏を主に行っているアマオケで、今日は第5回の定演である。
プログラムは、
・T.フレンニコフ:交響曲第3番
・伊福部昭:オーケストラとマリンバのための「ラウダ・コンチェルタータ」
・N.リムスキー=コルサコフ:「シェヘラザード」
指揮:森口真司、マリンバ:山本勲
なかなか面白いプログラムで、これを見たら聴きに行きたくなるのは当然だ。「なんだ、またロシアのマイナー曲か」と思われた方もいるかもしれないが、実はフレンニコフの交響曲は全く未知だったのだ。フレンニコフのCDも、P協奏曲/V協奏曲集の1枚しか持っていない。(交響曲3番は、YouTubeにあったのを1〜2回聴いただけの「予習」をした。)
そもそもフレンニコフはソ連の「体制側の官僚」で、ショスタコーヴィチなど才能ある作曲家の作品を「形式主義だ」と言って糾弾した人として評判が悪い。(その立場をプラスに利用してソ連の作曲家の地位を高めた、との好意的な評もある。)
では、フレンニコフ自身の作品はどうなのかと思っても、聴く機会がほとんど無かった。ところが、それを取り上げるオケがあったとは!
のっけから激しく盛り上がり、「社会主義万歳! スターリン万歳!」なのかどうか知らないが、これはこれで面白い曲だったと思う。楽しくて分かりやすい曲には違いない。でも、頻繁に聴くような曲ではないかも。(2曲目がすごくて、フレンニコフの交響曲は気分的には「前座」のような感じ)
次の伊福部昭の「ラウダ・コンチェルタータ」は、個人的には今日のメインだ。この曲が聴けるというから行ったようなものである。初演した安倍圭子さんの名演が知られているが、これにアマオケがどう挑むか、というところだったが、いや〜感動しました。
いわゆる西洋の音楽とはまた違う、独特の伊福部節で、聴いていて厳かな気分になるような、何とも言えない雰囲気の曲であるが、それを十分に堪能できた。
マリンバ奏者の山本勲さんは、いくつかのアマオケで活躍していて、「打王」という愛称が付いているそうだが、なるほど「打王」の名前に恥じない名演だった。正直、ここまでやってくれるとは予想していなかった。感動もの!
休憩のあとは、「シェヘラザード」である。これはお馴染みの超有名曲だが、改めて聴くと、結構難しい曲なのだと気付く。ヴァイオリンのソロはもちろん、木管のソロも多く、下手なオケなら滅茶苦茶になりそうだが、そこはロシア専門のオケだけあって、(多少危なっかしいところはあったけど)きちんと鳴らしていた。
ヴァイオリンソロを弾くコンマスの女性の表情が印象的だった。まさに自分自身がシェヘラザードになりきったような感じ...かな? (「シェヘラザード」を演奏する時、ヴァイオリンソロは女性に限る、よね?)
アンコールは意外なことに(?)、チャイコフスキー「白鳥の湖」から1曲。
毎度のことながら、演奏会には音楽を楽しむために行っている。今回も素晴らしい演奏で感動させてくれたと素直に思う。
ところで、会場の前からは、すぐ近くに東京スカイツリーが見える。「誰だ、あそこでスカイツリーの写真を撮っているのは?」と思ったら、マイミクのyatterさんだった。
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