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2011年04月20日22:26

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【音楽】 最近買ったCD

最近またCDを少しずつ購入しては聴いている。
例によって北欧マイナー作曲家ばかりだが(笑)、3枚ほど紹介する。


◎J.フェルンストレム
 ・海の歌
 ・交響曲第12番
 ・ラオ・ナイナイの歌−中国狂詩曲

   L.シュイ指揮マルメ交響楽団/M.ペルション(ソプラノ)
                    (1998年録音、BIS)

フェルンストレムは中国生まれのスウェーデン人で、幼少期を中国で過ごしたという。
やや(かなり?)マイナーな作曲家だが、前から少々気になっていたCDをやっと入手した。

まず1曲目の「海の歌」が素晴らしい。この曲だけでもこのCDを聴く価値はあると思う。
弦楽合奏を伴奏にソプラノが歌唱する4曲からなる。各曲のタイトルは、

 1.Berak, break, break!
 2.Lines written while sailing in a boat
 3.The Isle
 4.Sail on, sail on

タイトルからしてく雰囲気を感じるが、まさにその通りのイメージの曲である。
荒々しい海を突き進む感じの第1曲、一転して穏やかな雰囲気の第2曲、ウキウキするような楽しい第3曲、雄々しい第4曲、どれも魅力的だ。
歌っているペルションについては詳しく知らないが、きれいな声でこれもまた魅力的だ。

交響曲第12番はなかなか面白い。特に第2楽章のコンバットマーチ風(?)の曲が、「がんばろう!」と応援しているようにも聞こえる。
(この時勢だから、そう聞こえるのかもしれないが。)
静かに重々しく始まり所々ややユーモラスな雰囲気もある第1楽章、どこか仄暗い雰囲気から徐々に盛り上がっていく第3楽章も悪くない。

「ラオ・ナイナイの歌」はさすがに幼少期を中国で過ごしただけあって、いかにも中国な雰囲気が満載の楽しい曲だ。単なる「オリエンタリズム」ではなく、子供の頃に実際に中国の旋律を耳にしたのだろうなということが感じとれる。


◎A.エナ
 ・交響的絵画「おとぎ話」
 ・序曲「ハンス・クリスチャン・アンデルセン」
 ・交響曲第2番

  M.ホフステッター指揮NDR・ハノーヴァー放送フィルハーモニー管弦楽団
                    (2004/2005年録音、CPO) 

エナはデンマークの作曲家であるが、デンマークと言えば作家のアンデルセンを思い出す人が多いだろう。エナはこのアンデルセンにすっかり魅せられたようで、アンデルセンの創作童話に基づいた歌劇「マッチ売りの少女」をはじめ、アンデルセン絡みの作品が多いようだ。
このCDに収められている作品も、まさにアンデルセン作品集というものである。

交響的絵画「おとぎ話」は、何やら素敵な物語が始まりそうな予感の冒頭に始まり、愛らしく楽しく時に悲しい、4つの楽章からなる曲だ。第4楽章の何かを想うようなチェロ独奏もなかなか良い。
最後はハッピーエンド? 聴きながらいろいろな想像をかきたてられる作品だと思う。

序曲「H.C.アンデルセン」と、ズバリの題名の曲がこれに続く。これまた冒頭から劇的だが、これはH−C―Aと、アンデルセンの頭文字の音なのである。この音型が何度か現れて、アンデルセンを主張(?)しているのである。全体的に楽しい曲で、弾むような旋律もつい口ずさんでしまいそう。最後の方にもH−C−Aが出てきて、曲を締め括る。

最後は交響曲第2番。これも全体が一つの物語のようである。特にそういう意図で作ったのではないだろうが、上記2曲から続けて聴くとそう聞こえる。魔法の国に迷い込んで不思議な冒険をするようなお話かな??


◎H.ベアセン
 ・交響曲第1番
 ・ホルン、弦楽、ティンパニのためのセレナーデ
 ・弦楽のための北欧民謡

  O.シュミット指揮ザールブルッケン放送交響楽団/シャオミン・ハン(ホルン)
                (1998録音、CPO)

デンマークの作曲家のCDをもう1枚。こちらの交響曲第1番は、エナの作品とは少し雰囲気が違って、なんとなくチャイコフスキーっぽい部分があるような気がする。
ベアセン版「悲愴交響曲」とでも呼びたい感じの曲だ。第1楽章冒頭からして、チャイコの悲愴っぽい。第4楽章などはまさに「悲愴」そのものである。
第3楽章のちょっとユーモラスなスケルツォも、第4楽章の悲しみを引き出すための前振りのようだ。第2楽章の切ない旋律もなかなか良い感じだが、これもなんとなくチャイコっぽい。全体としては良い感じに仕上がっていると思う。これも私好みの曲。

セレナーデは、ホルン協奏曲のような趣の曲で、いかにもセレナーデという感じだ。ホルンの音が素晴らしい。寛ぎながら音楽にゆったりと浸れる作品である。1944年の作品だが、ちょっと前世紀への懐古的な(?)雰囲気がするのもまた良い。

北欧の民謡曲集は、弦楽合奏による3曲からなる。親しみやすい旋律、いかにも北欧な雰囲気で、北欧好きにはお勧めの曲だ。


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