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2010年07月18日21:33

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【鉄道】 成田スカイアクセス

東京から成田空港への新ルートが昨日誕生した。北総鉄道の印旛日本医大駅から先を延長して空港第2ビル駅に接続し、「京成成田スカイアクセス線」が開通したのだ。新型スカイライナーも登場し、新ルートを最高速度160km/hで走行して、日暮里−空港第2ビルをわずか36分、京成上野−成田空港でも44分で結ぶのである。昨日早速乗りに行くことにして、朝の京成上野駅に向かった。

3連休の初日だし、海外旅行客と鉄道マニアで満席で1〜2本見送ることも想定していたが、あっさりと駅到着の10分後に出る9:20発の「スカイライナー17号」の指定が取れてしまった。意外なことに(?)、新線開通日にありがちなお祭りムードもなく、いつも通りの京成上野駅である。切符は空港第2ビルまで買った。終点の成田空港は降りたことがあるので、今日は第2ビルに行くことにしたのである。京成上野から成田スカイアクセス線経由の運賃は1200円で、本線経由より200円高い。距離の短い方が高いのである。特急料金も1200円。従来のルート(本線経由)で運転される「シティライナー」だと920円で、こちらも新線経由の方が高い。急がないならば本線経由の方がいいかもしれないが、成田スカイアクセス線経由の「スカイライナー」は、この差額分以上の価値はあるのだろう。

ホームに行くと、すでに「スカイライナー17号」は停まっていた。これまでのスカイライナーのイメージを一新した「かっこいい」車両である。6号車に乗り込むと、間もなく静かに発車した。地上に出ると新しくなった日暮里駅3階ホームに到着だ。ここから乗る人の方が京成上野から乗る人よりも多いが、それでも予想に反して車内は空いている。隣りの席も空席で、6号車の乗車率は50%以下である。意外だった。

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(新型スカイライナー発進!(京成上野))

京成高砂までは従来のルートと変わりはない。青砥−京成高砂間では都営浅草線から乗り入れてきたアクセス特急と併走した。あちらは料金不要の特急である。京成高砂を過ぎるといよいよ成田スカイアクセス線に入る訳だが、京成の路線としては新規開業であっても、印旛日本医大までは従来からある北総鉄道と同じ線路である。京成高砂−印旛日本医大は京成成田スカイアクセス線であり、同時に北総鉄道北総線でもある訳だ。印旛日本医大から先、空港第2ビル手前の合流点まで:純粋な新規開通区間である。正確には次のようになっている。

・京成高砂−小室:(第1種) 北総鉄道/(第2種) 京成電鉄
・小室−印旛日本医大:(第2種) 京成電鉄、北総鉄道/(第3種) 千葉ニュータウン鉄道
・印旛日本医大−成田空港高速鉄道接続点:(第2種) 京成電鉄/(第3種) 成田高速鉄道アクセス
・成田高速鉄道アクセス接続点−成田空港:(第2種) 京成電鉄、東日本旅客鉄道/(第3種) 成田空港高速鉄道

路線建設の経緯から複雑なことになっているが、要するに成田スカイアクセス線は、京成電鉄の「自前」の線路ではないのである。もちろんそのようなことは利用客にとってはどうでもよいことで、京成高砂−成田空港が「成田スカイアクセス線」、京成高砂−印旛日本医大が「北総線」とだけ分かればよい。スカイライナーとアクセス特急が京成、それ以外が北総だ。

新柴又を過ぎたあたりからスピードが増してきた。昨日までは一般用の電車しか走らなかった区間を、新型の特急車両が高速で駆け抜ける。東松戸で北総の普通電車を追い抜いた。車両は京急のものだった。従来の北総線利用者にとっては、「京成の追い抜き待ち」で所要時間が長くなってしまったところがある。もっとも、その分運賃は少し安くなっている。(従来の北総の運賃が高過ぎただけだが)

高速で駆け抜けるので通過する駅の名前も読み取りにくいが、沿線風景と駅の雰囲気からどの駅を通過しているかはほぼ分かる。印西牧の原でも北総の電車を追い抜いた。この辺りは北総線が開通してからだいぶ経つが、まだ沿線は開発途上のようである。印旛日本医大を過ぎるとようやく新規開業区間に入る。コンクリートの壁で覆われた高架線で、いかにも新規開業線という雰囲気だ。沿線は開発途上どころか未開の地(?)のようなところもある。左側に印旛沼が見え、気付かないうちに新駅である成田湯川を通過すると、間もなくJRの線路と合流する。JRの「成田エクスプレス」とすれ違った。京成上野から41分ほどで、定刻に空港第2ビルに到着した。

空港第2ビル駅は「本線」と「成田スカイアクセス線」の間に中間改札があり、乗り場も別になっている。どちらを経由するかで運賃が違うからだろう。PASMOで乗ってもどちらの経由かを判別出来る訳だ。改札を出ても空港ターミナルビルに入るにはセキュリティチェックがある。パスポートか身分証明書の提示を求められる。「怪しい人物」ではないので、ごく簡単な確認だけで通過した。

駅の外に出ると、京成の乗り場がやけに明るく目立っている。この駅自体はすでに前からあるのだが、まるで今日開業した駅のように見える。隣りのJRの乗り場は暗くて目立たない。京成の方は案内板や切符売り場などを新線開業に合わせて新しくしたのだろう。

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(空港第2ビル駅(京成乗り場))

さて、これで今日の目的は終了したのだが、このまま引き返すこともないので、あとは空港ターミナルビル内で適当に過ごすことにした。目的もなくビル内をブラブラしているだけだが、とりあえず2階にある「ラ・ティエール」でコーヒーブレイク。店の前には「JAPAN SPEED」の文字とともに描かれた京成新スカイライナーの広告看板が見えた。さらに、3階、4階とブラブラ歩き回り、見学ゲートにも出て、停まっている飛行機を眺める。ビル内は快適だが、見学ゲートに出ると日差しが強くて暑い。梅雨も明けて完全な真夏の気候だ。ビル内に戻り、昼には少し早いが4階の「ラ・フィエスタ」で食事。なぜか鰻丼を食べた。

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(見学デッキ(北)から)

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(見学デッキ(南)から)

そろそろ空港ビル内散策も飽きてきたので出ることにした。ここからの交通手段の選択肢はいくつもあるが、JR東日本の「成田エクスプレス」で帰ることした。NEXも京成スカイライナーに対抗するようにすでに新型車両に置き換わっているが、まだ新しい車両には乗っていないのだ。しかも、武蔵小杉に停まるようになったので、自宅へ帰るのも便利である。12:19発の「成田エクスプレス22号」の指定を買い、JRのホームに下りる。間もなく大船・新宿行きのNEXがやって来た。2号車に乗ると、なんとガラガラだった。客は数人しかいない。京成の新線開通で、もともと遠回りだったJRがますます遠くなった訳だが、JRは線路があちこちにつながっているので、それを生かした運行がされていて、乗換えの手間が軽減されるメリットはあるはずだ。

空港第2ビルを出ると東京までノンストップだが、たっぷりと1時間かかる。京成スカイライナーに乗ったばかりで成田エクスプレスに乗ると、ずいぶんのんびりと走っているように感じてしまう。その上、空調の効きが弱いのか車内もやや暑く感じた。これでは京成スカイライナーの方がいいなと思ってしまう。高架線を突っ走る京成スカイライナーに対し、地べたを走るNEXも、ノンビリと旅をするような雰囲気があって悪くはないけれど。約30分後に千葉駅を通過。京成スカイライナーならば、「まもなく日暮里です」の案内放送が流れる時間だろう。さらに総武線の複々線区間を走り、錦糸町を過ぎて地下にもぐると間もなく東京だ。ここで新宿行き編成を切り離し、大船行き編成が先発する。品川に停まると、次は武蔵小杉だ。13:32に到着、空港第2ビルから1時間13分である。ここで南武線に乗り換えると自宅最寄駅まで1本だが、武蔵小杉の乗換えの不便さにはまだ慣れない。

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(帰りは「成田エクスプレス」(武蔵小杉))
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