mixiユーザー(id:12784286)

2026年09月27日20:10

101 view

【音楽】 オーケストラ・エクセルシス演奏会 〜シンディング

今日は、オーケストラ・エクセルシスの演奏会に行った。
プログラムは次のとおりである。

 ・ライネッケ:荘厳なプロローグ
 ・シンディング:ヴァイオリン協奏曲第1番
 ・シンディング:交響曲第3番

   指揮:大浦智弘/ヴァイオリン:小山啓久
   会場:せたがやイーグレットホール (13:30 開演)

オーケストラ・エクセルシスは、あまり知られていないが実は素敵な作品だ、という曲を演奏しているオーケストラで、私も第1回演奏会からほぼ毎回行っている。今回のメイン・プログラムはノルウェーの作曲家クリスティアン・シンディングである。シンディングのオーケストラ作品を生で聴くのは、だいぶ前に交響曲第1番を聴いたくらいなので、今日は楽しみだ。会場の世田谷のホールも初めてである。(いつもの会場は取れなかったのだろうか)

さて、シンディングの前に、ライネッケから始まる。ライネッケはシンディングの師である。「荘厳なプロローグ」は、おそらく初めて聴く曲だ。ライプツィヒの大演奏会創設150年記念式典のために作曲されたということだ。タイトルのとおり荘厳な雰囲気で始まり、過去の作曲家の作品も織り込んだことで、「歴史を振り返る」という曲である。なかなかいい感じである。

続いては、シンディングのヴァイオリン協奏曲第1番だ。CDではヴァイオリン協奏曲は3曲とも聴いてはいるが、生で聴くのは初めてだ。シンディングは、同じノルウェーのグリーグやハルヴォルセンなどとはやや違い、民俗性を前面にはあまり出さず、ドイツ伝統寄りの、しかも保守的な作品が多いというが、そういうのがいいんだよと思うのである。第1楽章冒頭がなんとなくブルッフっぽく感じるのは私だけか。ヴァイオリン独奏も技巧的に結構難しい部分もあると思う。時には美しく歌ったりもする。重厚なオーケストラともうまくバランスが取れていて、聴いていていい気分になる曲だと改めて思った。

このあと、ヴァイオリン独奏によるアンコール演奏があった。ルーマンの「無伴奏ヴァイオリンのための試み」から第1楽章とのことだが、これは全く初めて聴く曲であった。有名なバッハの無伴奏ソナタ・パルティータより前の作品で、当時から無伴奏の可能性を追求していた作品ということである。アンコール演奏もまた収穫があるのが、このオーケストラの演奏会だ。

休憩のあとはシンディングの交響曲第3番だ。演奏時間45分に及ぶ大曲である。これもヴァイオリン協奏曲と同様、20世紀の作品でありながら保守的であり、ドイツロマン派の流れにあるような感じの曲である。で、やはりこういうのがいいんだよと思う。冒頭はバーンと始まり、全般に重厚な響きではあるが、派手に盛り上がるというよりは、ゆったりと揺れ動きながら進んでいくという感じで、演奏を聴き終わってみれば、なかなかいいじゃないかという曲である。CDではなんとなく聞き流しているような曲だったかもしれないが、生で聴くとやはりいいものである。

最後はオーケストラによるアンコール演奏だ。ライネッケの「ドイツ凱旋行進曲」である。これも初めて聴く曲だが、普仏戦争でのドイツの勝利を記念して作曲されたということで、いかにも祝典音楽というような高揚感のある曲であった。

今回は、演奏機会の少ないシンディングの作品を堪能するとともに、未知だった作品にも新たに出会えた。アマチュアオーケストラながら、演奏レベルは非常に高く、次回(約1年後)も楽しみである。
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930