今日は川崎に東京交響楽団の演奏会を聴きに行った。
プログラムは次のとおりである。
・プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番
・ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
・サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番「エジプト風」
指揮:藤岡幸夫
ヴァイオリン:若尾圭良/チェロ:佐藤晴真/ピアノ:福間洸太朗
会場:ミューザ川崎 (14:00 開演)
藤岡幸夫と若い3人の奏者による協奏曲プログラムである。超有名とまでは言えない曲も含まれていて、興味深いプログラムである。
まずは、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第2番から始まる。ヴァイオリンのソロによる渋めの旋律から入り、神秘さも感じるような印象的な出だしだ。そのあとオーケストラも絡んで進んでいく。ヴァイオリンは、派手ではないがしっかりとした演奏という感じで、好演だったと思う。第3楽章にカスタネットが入るのが面白いが、これはプロコフィエフのスペイン趣味も入っているらしい。
続いてはドヴォルザークのチェロ協奏曲だ。これは有名な曲で何度も聴いている大好きな曲だ。こちらはオーケストラの長い序奏のあとにチェロが入るのだが、そのチェロもよく歌い、こちらも素敵な演奏だったと思う。天上からの響きのようなうっとりするような箇所も多い曲だが、チェロだけではなく、フルートやホルンの果たす役割も大きい。これは演奏終了後に、指揮者がフルートとホルンの首席奏者を立たせたことでも頷ける。本当になんて素晴らしい曲なのだろうと聴くたびに思うが、今日の演奏も満足であった。
休憩のあとはサン=サーンスのピアノ協奏曲第5番だ。演奏時間の長さからいえば、ドヴォルザークと順番を入れ替えた方がよさそうだが、休憩時間中にピアノを移動させるためにこうしたのだろう。この曲は生では初めて聴く。というより、サン=サーンスの曲は交響曲第3番しかないのかと思うくらい、こればっかりだったので、今日は楽しみであった。「エジプト風」という標題になっているが、CDを聴いた限りではいまいちピンと来なかった。今日演奏を聴いても第1楽章は「エジプト風」どころか、完全に「サン=サーンス風」なのだが、第2楽章がエジプト風なのね。といっても、エジプトというよりは西欧から見た異国風という感じかもしれない。ピアノの奏でる旋律がそんな雰囲気である。こちらも好演であった。
協奏曲を3曲とはなかなか濃いプログラムだが、じっくりと堪能できた演奏会であった。
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