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2019年03月21日18:43

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【散策】 神奈川県開成町

今年3月のダイヤ改正で、小田急小田原線の開成駅に急行が停まるようになった。正確に書けば、以前も本厚木以西は各駅に停まる、いわゆる「赤丸急行」は停まっていたことがあるが、これは実質は各駅停車。今回のダイヤ改正で、正真正銘の急行停車駅昇格である。開成駅が設置されたのは昭和60年3月で、それまでは小田急沿線の自治体で唯一、駅がなかったところである。それが、今回急行停車駅になったので、久しぶりに開成に行くことにした。足柄上郡開成町である。

登戸から乗ったのは片瀬江ノ島行きだったので、相模大野で始発の急行小田原行きに乗り換える。このまま開成まで行くことができる。

外はどんよりと曇り空。時々小雨が降るが、傘なしでも問題ない程度だ。気温はかなり暖かい。まずは、市街地(?)と反対側の東口に向かう。ここには、ロマンスカーNSEの先頭車が置かれているのだ。「ロンちゃん」などという、余計な愛称も付けられているらしい。何度も乗った思い出のロマンスカーである。

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(開成駅前のロマンスカーNSE)

このロマンスカー以外は、東側はただの住宅地であり、少し行くと酒匂川はあるが、特に見るようなものもないので、西側に出る。駅前にはAEON/マックスバリューがあるが、それほど栄えているようには見えない。急行停車駅という感じではないが、駅はもともと町の中心から外れたところに設置されたことを思い出す。(町の中心は開成駅より新松田駅の方が近い。)

怒田開成小田原線という道路に沿って、北の方に向けて歩く。開成町は「田舎モダン」というキャッチコピーを作っている。ただの「田舎」でもないが、かといってあえて「都会」になろうとはせず、この土地に根付いた魅力をアピールしようということである。どこが「モダン」なのかは、なかなか掴みにくいが、道を歩いていても、小田急沿線の他の市町とはどこか違う雰囲気はあるようだ。いわゆる商店街が形成されている訳ではないが、商店は多く、道路沿いに散在しているのである。どこにでもある店のチェーン店も少ないようだ。

書店があるので覗いてみる。これも大手のチェーン店ではない地元の書店だが、中に入ると結構広い。書店のある町は好ましい。隣りにはパン屋があって、「焼き立てのパン」を売っていた。さらに北に行くと、町役場があり、その前の駐車場には「田舎モダン」の文字が見える。ここにもAEON/マックスバリューがあった。町内に2店もマックスバリューがあるとは! 駅前の方は新しく、こちらの方が古くからあるようだ。このあたりが市街地の中心だろう。中に入ってみると、店内に「ドラえもんの歌」が繰り返しエンドレスでかかっていた。こんな店内BGMってあるのか。

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(田舎モダン 開成町)

さらに進むと、「あしがり郷 瀬戸屋敷」がある。旧金井島村の名主であった瀬戸家の跡で、町内唯一の(?)観光施設である。無料で中に入れて自由に見学できるので、覗いてみる。わざわざここを訪れる人は少ないだろうと思うが、静かでよい。「あしがら」でなく「あしがり」となっているのは何故か分からないが、あとで調べてみよう。中庭には桜が咲いていた。もう春である。水車小屋もまるで現役のように動いていた。

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(瀬戸屋敷の薬医門)

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(瀬戸屋敷の主屋)

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(瀬戸屋敷の中庭の桜)

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(瀬戸屋敷の水車小屋)

瀬戸屋敷を見学したあとは、元来た道を戻った。駅に近づくとちょうど正午で、たまたまあった(というより来た時に見つけていた)「そば処たちばな」で天ぷら蕎麦を食す。その海老天の大きいこと! 昼時なので結構賑わっていた。

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(そば処たちばな)

開成駅に戻り、急行新宿行きで帰った。次の新松田からは快速急行になる。実はこのような運用の列車が多い。すなわち開成駅は実質は快速急行停車駅に近いが、あくまでも快速急行は通過、急行は停車、なのである。午後にはすっかり小雨もあがり、開成ならぬ快晴の空となった。
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