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2018年05月01日22:01

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【散策】 茨城県高萩・北茨城

9連休中の1日だが、今日はカレンダーは平日である。天気も良さそうなので、ぶらりと出かけることにした。品川6:45発の「ひたち1号」で、高萩まで行くことにする。日立から先の茨城県内の常磐線の駅は、何度も通ったことはあるのに降りたことがない「空白地帯」だったので、高萩に行ってみようと思ったのである。

特急「ひたち1号」は東京、上野からも少し乗ってきて、そこそこの乗車率だったが、予想通り水戸でかなり下車し、日立を過ぎると空気輸送車状態になった。高萩で下車。初めておりる駅だ。駅周辺を適当に散策するも、これといった見るべきものもなさそうな、普通の地方中都市の駅前商店街である。9:00になると突然「エリーゼのために」が流れ出す。店はほとんど開いていないし、結局、市役所の前(これが商店街を抜けた外れにある)まで行って、駅前に戻ってきた。

駅前には長久保赤水の像がある。高萩出身の地理学者で、伊能忠敬より半世紀も前に全国の地図を作った人である。ただ、測量は行わず情報だけに基づき作成したので精度は劣るが、伊能の地図は厳重に管理されていたため、明治期までは長久保の地図が一般には普及していた。(というようなことを、高萩に来て初めて知って、にわか知識で書いている。)  駅の案内図も観光スポットは地味で、駅から遠いところは景観がいいらしいが、そのくらいしかないので、高萩から、磯原に普通電車で移動することにする。

磯原は北茨城市の中心駅である。高萩駅から2つ目だ。磯原は野口雨情の出生地である。そのことを示すものが駅前にある。これも磯原駅をおりて初めて知った。どこかで「雨情は茨城県磯原の出身」という文言は見ているかもしれないが、記憶に残っていない。(こういう出身地の情報も、その土地にたまたま行けば記憶に残る。) 雨情に関する施設が何かあるだろうと、駅前の案内図を見ると、やはりあった。生家と記念館の場所が明記されている。道は分かりやすい。市街地と反対側に出ると、「雨情通り」と名付けられた道がある。ここから少し行くと国道に出て、これに沿って15分くらい歩く。この国道は車が多く、しかも大型トラックばかり頻繁に通るのでいやになる。しかし、これしか道がない。

野口雨情生家は、ご子孫の野口不二子さんが現在お住まいである。その不二子さんの案内で、生家を見学させてもらう。見学できる場所と、そうでない場所(この家で普通に生活している場所にはもちろん入れない)がある。雨情の書いた童謡は馴染みの深いものが多い。「ああ、これも雨情だったのね」という歌が多数である。そんな話や、若い頃に南樺太まで行った話など、いろいろ聞いて、生家をあとにする。

野口雨情記念館は、生家の少し先にある。北茨城市民俗資料館と同じ建物だ。しかし、なんと本日は定休日だった。「月曜定休、ただし祝日の場合は翌日休み」の、ただし以下に該当してしまったのだ。道理で、先ほどの生家で、不二子さんが記念館の案内をしなかったわけだ。

仕方ないので駅前まで戻る。ちょうど12:00で、「シャボン玉」が流れる。野口雨情作詞、中山晋平作曲の童謡だ。そういえば、磯原駅の発メロも野口雨情にちなんだものだ。磯原駅周辺は、市街地の方も何もなさそうだし、ちょうど下り電車が来るので、大津港まで行くことにした。大津港駅は茨城県最北の駅で、次の勿来駅は福島県である。大津港は特急が停まらない駅だが、駅前にはコンビニまであり、食堂や商店もいくつかある。その食堂の1つ「みなもとや」で食事をする。看板の文字が消えかかっている昭和風情の食堂だが、昼時ということもあってか、店内は客が多かった。

さて、大津港駅は駅名に「港」が付く割には、高萩や磯原よりも海から遠い。その大津港や五浦海岸などの最寄駅だが、歩いていくには遠いし、タクシーを使ってまで行くほどでもない(駅前に客待ちのタクシーが並んでいる)ので、今日おりた駅の中では一番観光要素はありそうな駅なれど海の方には行かず、食事のあとは少し駅周辺を散策して戻った。

大津港からは水戸行きの普通電車で水戸まで行き、水戸で一旦降りて適当にブラブラしたあと、品川まで特急「ひたち18号」で帰った。黄金週間の最中だが、帰りの「ひたち」はかなり空いていた。水戸を出ると上野までノンストップである。東京に停まり、終点の品川で下車した。

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(品川駅で発車待ちのひたち1号)

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(高萩駅前の長久保赤水像)

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(磯原の野口雨情生家)

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(野口雨情記念館は本日休館)

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(大津港駅)
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