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2017年10月01日21:14

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【音楽】 オーケストラ・ウィル演奏会 @めぐろパーシモンホール

10月も、クラシック音楽の演奏会から1ヶ月がはじまった。今日はオーケストラ・ウィルの第9回定期演奏会を聴きに行ったのである。

今日のプログラムは次のとおりである。

 ・R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
 ・L.v.ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」

   指揮:佐々木雄一
   ソプラノ:中本椋子/アルト:加賀ひとみ/テノール:鈴木准/バス:大澤建
   合唱:Will “FREUNDE” Chor

   会場:めぐろパーシモンホール (15:30開演)

最近行っているコンサートのプログラムは普段あまり演奏されない作品が多いため、今日のプログラムを見て「今さら第九?」と思ったかもしれない。たしかに名曲中の名曲には違いないが、これまでに何度も聴いている。実は、オーケストラの団員から(いつものとおり)チケットをもらったので、行くことになったのである。オーケストラ・ウィルはつくばを拠点としているアマオケで、まだ定期演奏会の回数は1桁と歴史は浅いが、伊福部昭や芥川也寸志の作品など、私が行きたくなるプログラムも多く、これまでに数回つくばに遠征して聴いている。今回は初の東京進出で、第9回演奏会ということで、ベートーヴェンの第9番となったようだ。まあ、場所がつくばだったら、今回は行かなかったと思うが、家からも比較的近いので、行くことにした。パーシモンホールも久しぶりだ。

東横線都立大学駅でおりる。都立大学駅といっても、都立大学という大学は今は存在しない。しかし、大学がなくなっても駅名はそのままだ。「大学名のついた駅」にブランド価値があるらしく、地元の要請で変更しないらしい。開業当時の駅名である「柿の木坂」に戻した方がいいのになと思いつつ、「♪柿の木坂は〜、駅まで三里〜」と歌いながら(?)、都立大学跡地に出来た目黒区民キャンパス内のパーシモンホールに向かう。

リヒャルト・シュトラウスの「ドン・ファン」は、まあ前座みたいなものだなと思っていたら、結構しっかりとした演奏で聴き応えがあり、要所要所をきちんと響かせながら、全体のバランスもよい好演であった。なかなかやるなと感心した。

さて、「第九」である。ソリスト4人は最初は登場しない。冒頭のホルンがちょっと合わなかったかなと思ったが、すぐに持ち直し、力強い第1楽章となった。指揮者も全身で表現しているようで(多少、オーバー・アクションのようにも見えるが)、オーケストラもそれに応えている。今日の「第九」は、力強く行きますよと宣言しているような第1楽章だった。第2楽章もティンパニが強く鳴る。力強い演奏のためか、指揮者は楽章が終わるたびに汗を拭くので、楽章間には十分な間が出来る。緊張感が高まったところで、さっと演奏を始めるのである。第3楽章の前にソリスト4人が登場。第4楽章で、バス独唱による「オ〜、フロインデ」が始まると、あとは一気にヒートアップ。例の vor Gott! のところのティンパニもディミヌエンドせず、フォルティシモのまま引っ張った。(というより、逆にクレシェンドしていた?) 最後のところはアクセルをかけて、一気に終わりまで持っていった。会場の大拍手を誘うような素晴らしいエンディングである。なんだかんだ言って、やはり「第九」は何回聴いても飽きることがないのだなと、改めて思った。

さすがに「第九」のあとはアンコールはないだろうと思っていたら、ソリスト4人が後方の合唱の列に加わり、何か始まるようだ。折角の雰囲気を壊すアンコールはやめてほしいと思っていたら、アンコールは「大地讃頌」であった。これなら良い。最後は実に感動的に締めくくった。

チケットをもらわなかったら、おそらく行かなかったコンサート。しかし、行って時間の無駄だと思うようなコンサートなら、はじめから行かない。やはり、十分に楽しめたコンサートであったのだ。
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