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2017年09月30日19:25

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【音楽】 マーキュリー・バッハ・アカデミー演奏会 〜ミサ曲ロ短調

今月は休日になると演奏会に出かけていることが多い。たまたま行きたくなるような演奏会があるということもあるが、演奏会で音楽を聴くのは楽しいし、良い休日の過ごし方をしていると思う。9月最終日の今日は、J.S.バッハで締めくくることとなった。マーキュリー・バッハ・アカデミーの演奏会である。

 ・J.S.バッハ: ミサ曲ロ短調

   指揮:小田透
   管弦楽:マーキュリー・バッハ・アカデミー/合唱:マーキュリー・バッハ・アカデミー合唱団
   ソプラノ:澤江衣里、藤崎美苗/アルト:上杉清仁(男性!)
   テノール:谷口洋介/バス:渡辺祐介

   会場:稲城市立iプラザ (14:00開演)

「マーキュリー・バッハ・アカデミー」は、水星交響楽団のメンバーを中心に、名前のとおりバッハの曲を演奏することを目的に結成され、アマチュアといえどもレベルの高い演奏をしている楽団である。ここの団員の知合いから、(いつものとおり)招待されたので、行くことにした。「近現代の秘曲ばかり聴くのもいいが、たまにはバッハも聴きなさい」と言われているような気がした。(先週はバッハのオルガン曲を管弦楽編曲で聴いたけど。)

昨日、「チケットは完売した」とのメール連絡があった。マーキュリー・バッハ・アカデミー演奏会史上初のことらしい。それだけに、「チケットを無駄にせず、心して聴け」ということなのだろう。稲城市立iプラザは初めて行く会場だ。京王線若葉台駅前にあるが、自宅から近い割には存在すら知らなかった。

「ミサ曲ロ短調」を生で聴くのは初めてである。CDを持っているが、2時間にも及ぶ大曲であり、家でもごくたまに聴くくらいである。しかも、途中で止めたりしているので、じっくりと聴くのもほぼ初めてと言ってよいかもしれない。 第一部「ミサ」、第二部「ニケア信経(クレド)」、第三部「サンクトゥス」、第四部「オザンナ、ベネディクトゥス、アニュス・デイ、ドナ・ノービス・パーチェム」となっている。

指揮者の小田透さんは読響のヴァイオリン奏者である。演奏が始まり、冒頭の「キリエ」が始まった瞬間、「素晴らしい!」と思った。合唱は今回の演奏会のために結成されたものだというが、実に美しい合唱だ。管弦楽も、大編成のオーケストラとは違って、各楽器の音がはっきりと聞こえ、合唱や独唱と調和しながら、絶妙な響きを出している。

全部で27曲からなるが、合唱を伴ったり、独唱が加わったり、登場する楽器もいろいろで、大合奏になったり室内楽的になったり、CDで聴いただけでは分からない楽器の使い方もよく分かり、2時間におよぶ演奏で、退屈する箇所が全くなかった。アルトの独唱パートを歌う上杉さんの歌唱も、目を閉じて聴いていると、女性が歌っているように聞こえる。不思議な美声だ。フルートが活躍する箇所など、CDで聴いていても好きな箇所だが、生で聴いても本当に素晴らしかった。

演奏は第一部「ミサ」が終わったところで休憩、そのあと第二部以降の演奏となった。チケットは事前に完売で、会場も満席であったが、会場の客も実に行儀よく、最後の余韻が消えるまで静かな間があり、先日の某所の演奏会のような不用意な拍手もなく、最後まで気持ちよく聴くことが出来た。

実は、もしかしたら途中で寝てしまうかなと少し思っていたが、全くそんなことはなく、本当に素晴らしい演奏を聴いたという感動でいっぱいだ。

今日は素敵な午後の時間だった。演奏会を終えて、稲田堤からは電車を使わず、心地よい秋風に吹かれながら、多摩川沿いを歩いて帰った。

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