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2011年06月11日22:47

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【音楽】 東京交響楽団定演@サントリーホール

東京交響楽団の定演に行ってきた。

東響は川崎市民にとっては地元のオケである。
ただ、本拠地のミューザ川崎が地震で崩壊し、来年いっぱい位まで使えない状態だ。また、演奏会のキャンセルなどもあって、オケの財政も苦しい状態だというが、音楽ファンとして出来る一番のことは「聴きに行くこと」である。

◎本日のプログラム
 ・ルトスワフスキ:小組曲
 ・シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第2番
 ・ショスタコーヴィチ:交響曲第10番 ホ短調

  指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ
  ヴァイオリン:諏訪内晶子
    (於サントリーホール 18:00〜)


異例なことに、プログラム開始前に大野専務理事がステージに登場した。「震災の影響による財政難への支援・寄付のお礼」と、「本拠地が当分使えないが、別の会場で演奏は続けるので聞きに来て下さい!」という熱いメッセージを述べて、大きな拍手に包まれた。

演奏は、ルトスワフスキの曲から始まる。この曲は実はよく知らない。おそらく初めて聴くが、ルトスワフスキ自体もよく聴いているとは言い難く、退屈だったら寝てようぐらいに思っていたが、聴いてみると結構楽しい曲ではないか。ポーランドの民謡を題材にした4曲からなる小品で、なんだかいい感じ。未知だった作品を新たに聴く楽しみがあるので、「知らない曲」を知らないままに
聴きに行くのもよいものである。

2曲目はシマノフスキのヴァイオリン協奏曲第2番。今回はこの曲が聴きたくて行ったようなものである。諏訪内晶子さんが登場し、演奏が始まるともうすっかり引き込まれてしまった。主役はヴァイオリンで、オケは控え目な感じがしたが、もともとそういう曲なのである。「抒情性とポーランド民俗性の融合」とあるがまさにその通りで、大好きな曲である。中間にあるカデンツァも圧巻だった。

このあと諏訪内さんのソロでアンコール演奏。何をやるのかと思ったら、なんとバッハの無伴奏ソナタ第3番よりアンダンテ」だっら。本日のプログラムからして予想外(?)の曲だった。

諏訪内晶子さんを生で聴くのはたぶん初めてである。素晴らしい演奏で、聴きに来てよかったと、素直に思う。

休憩のあとは、ショスタコーヴィチの10番。若き(28歳!)のポーランド出身の指揮者ウルバンスキがどう聴かせてくれるか楽しみだったが、こちらも素晴らしかった。全体として元気なショスタコという感じだ。木管も非常に良かった。なんともいえない独特のショスタコ風な雰囲気(?)を出していた。10番はショスタコの中では好きな方だが、正直こんなに良いとは思わなかった。これも今回の名演のおかげだろう。

指揮のウルバンスキは、「お国もの」のルトスワフスキは手慣れた感じ、シマノフスキではヴァイオリンを引き立て、ショスタコではエンジン全開という感じだった。指揮姿も様になっていて、若い指揮者ながら「ただ者でないな」と思った。前途有望な指揮者であると確信した。


今回も行って満足の演奏会だった。(折角聴きに行くのだから楽しんでこないと損だし、よほどひどい演奏でない限り、たいてい満足して帰るけどね。)
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