mixiユーザー(id:12784286)

2026年09月03日11:40

109 view

【散策】 広島きまぐれ日帰り旅

昨日9/2は、久しぶりに少し遠出をすることにした。広島への日帰り旅行である。目的は広島電鉄だ。昨年の8月に、駅前大橋を通る広島駅への新しいアプローチ線が開通した。新線ルートから外れた旧線は一旦休止となったが、今年3月に「循環線」の一部として復活した。新しい鉄道路線が出来れば乗りたい。開通からしばらく経って日常の姿になった今、出かけることにしたのだ。

新横浜6:11発の「のぞみ99号」で広島に向かう。広島には9:39に到着。新横浜から約3時間半で広島とは、さすが新幹線だ。速過ぎる。JR中央口の改札を出ると目の前が新しい広電乗り場だ。これは便利過ぎる! 大掛かりな工事を経てルート変更した意義が大きいことがよく分かる。案内板を見ると、新線を通る電車は「5号線」の広島港行きだということで、ちょうど停まっていた電車に乗り込む。Suicaでも乗れるので楽だ。

フォト
(広電の広島駅)

フォト
(5号線広島港行き)

電車は駅前大橋を真っすぐ進み、次の稲荷町で二方向に分かれるが、「5号線」はそのまま真っすぐ進む。新設された松川町電停を過ぎ、次の比治山下で元々の皆実線と合流する。ここまでが新規開通区間だ。比治山下で下車する。初めて降りるが、折角だから電停の名前にもなっている比治山に入ってみよう。比治山公園は坂を登っていくとすぐだ。

比治山公園のメインの施設の一つは広島市現代美術館だろう。まずはここに行ってみよう。雲霓橋を渡って少し行くと美術館がある。「コレクション展とメル・チン展のどちらを見学されますか」と聞かれたので両方とも見ることにした。チケットは1,600円である。現代美術に対する素養はなく、まあよく分からないだろうなと思いつつ、まずはコレクション展から見る。現在は「美術館の時間−タイムマシーン」という展示を行っており、リニューアル三周年を迎え、改めて当館のコレクションを、時代を隔てた作品も含めて展示するという主旨らしい。訳の分からない抽象的な作品ばかりかと予想していたら案外そうでもなく、広島という土地柄か「爆弾」や「キノコ雲」をモチーフに、何かを訴えかけようとする−それは見る人によって違ってくる−作品もある。真っ暗な部屋があり閉鎖中なのかと思ったら、それも作品であったりと、不思議な空間もある。先日他界された草間彌生さんの作品っぽいのもあるなと思ったら、それは本当に草間さんの作品だった。

メル・チンは存じ上げない方だが、「第12回ヒロシマ賞」を受賞された方とのことである。爆弾、刀剣、鉄砲など物騒なものをベースに、それを一見全く別の形にしつつ、やはり何かを訴えかけるような作品が多かった。こういう作品は広島で見るからこそ、いろいろなものが見えてくるのだろう。ひととおり見学して美術館を出る。

フォト
(雲霓橋)

フォト
(広島市現代美術館)

美術館の前には「ムーアの広場」があり、何やらオブジェが置かれている。坂をおりていくと「彫刻の丘」があり、こちらも彫刻作品が置かれている。正直何を表しているのか分からないが、立派な作品なのであろう。雲霓橋を渡って元の場所に戻ると、少し上がったところに。2023年5月のG7サミットの際に各国首脳が遺した「平和へのメッセージ」の碑が並んでいる場所がある。直筆メッセージと日本語訳と英語訳が書かれている。各メッセージを読んで比治山を下りていく。途中に頼山陽文徳殿というのがある。これは何だろうと思ったら、1945年8月の原爆で残ったままの姿を保存している建物とのことである。原爆ドームだけではないのだ。広島には何度も来ていたが、比治山は初めてであった。まだ知らない広島に触れることが出来たのも、広電の新線開通のおかげ(?)である。

フォト
(ムーアの広場)

フォト
(彫刻の丘)

フォト
(G7首脳による平和へのメッセージ)

フォト
(頼山陽文徳殿)

比治山下電停に戻る。もう昼になっているので、中心地に行って昼食としようと思う。この時に便利なのが「循環線」だ。広島駅行きを2本見送り、循環線に乗車する。循環線はあえて旧型車両が充てられているようだが、鉄道ファン的にはモーター音の唸るこっちの方が楽しい。新線ルートから外れてしまった段原一丁目、的場町を通り、以前はここから広島駅に向かっていたが、今はその線はなくなり、進行方向を変えて稲荷町に向かう。ここで本線と合流し、広島市の中心市街地を走っていく。本通で下車した。ここなら食事をするところはたくさんある。目についた「豊丸水産」というお店で、刺身と鰺フライの定食を食す。

フォト
(広電、比治山下にて)

フォト
(広電、本通にて)

フォト
(豊丸水産で食事)

今日の目的は全て終了したが、まだ帰るのは早い。そこで地下に降りていくと、「シャレオ」という地下商店街がある。本通や紙屋町を結ぶ地下道の役割も果たしており、人通りは多い。「シャレオ」という名前は「おしゃれ」の文字を入れ替えただけらしく、発想が「ザギンでシースー」だ。そのシャレオから直結しているのがアストラムラインの本通駅である。久しぶりに乗ってみよう。ちなみに「アストラム」というのは「明日+トラム」らしく、この命名発想は「サンフレッチェ」と同じだ。

アストラムに乗って3つ目が新白島である。ここでJRに乗り換えられる。アストラム乗り換えの為に新設された駅だが、乗換えに使った記憶がないので、おりてみた。JRの駅はすぐにあったが、改札を入ると、そこは岩国方面と可部線方面に向かうホームであり、広島方面のホームには行けない。改札が別々になっているのだ。これでは下り電車に乗るしかない。来た電車に乗り、どこに行こうかと考えるが、ふと五日市で降りた。旧五日市町は現在は広島市佐伯区になっている。その五日市駅のすぐ前には広電五日市駅がある。西広島から宮島口までJR山陽本線と広電宮島線はほぼ並走しているのだ。

それならばと、広電に乗って、今度は広電廿日市まで行った。広電宮島線は軌道(路面電車)ではなく普通の鉄道だが、現在は路面電車と完全に一体運行している。広島駅−広電宮島口で「2号線」という系統だ。かつでは鉄道区間と軌道区間は分かれていて、鉄道区間のホームも高かったが、今は路面電車車両に合わせてホームも低くなっている。広電廿日市で下車する。旧廿日市町は、五日市町と違って広島市への合併を選ばず、単独で市制施行し廿日市市となっている。廿日市駅でおりるのも初めてなので、駅周辺をブラブラ散策してみた。港が近いが、他にどうということもなく、駅に戻る。

フォト
(広電廿日市駅にて)

フォト
(廿日市港)

帰りはJR山陽本線の廿日市駅から戻ることにした。しかし、どうやら電車が遅れているらしい。15分ほど遅れてやってきた。広電だと廿日市と五日市の間に3駅あるが、JRだと隣りの駅だ。広島まで戻り、あとは適当に駅ビル内などをブラブラし、16:22発の「のぞみ42号」で新横浜まで帰った。

広電の新線に乗るという目的だけのために広島に行ったが、比治山を含めて充実した日帰り旅行であったと思う。有名どころには行っていない(以前行ったし)が、このように一人旅は完全に自分の好きなように動けるのがいい。
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年09月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930