mixiユーザー(id:12784286)

2026年08月18日23:48

113 view

【音楽】 オーケストラ鉄道博物館 @すみだトリフォニー

今日は、新日本フィルによる「オーケストラ鉄道博物館」と題するコンサートに行った。
プログラムは次のとおりである。

 ・オネゲル:パシフィック231
 ・谷村新司:いい日旅立ち
 ・ロジャース:マイ・フェイバリット・シングス
 ・モーツァルト:ディヴェルティメントニ長調K.136第1楽章
 ・モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第3楽章
 ・櫻井隆仁:交響曲「在りし日新宿にて」第1楽章
 ・日高哲英(編曲):山手線発車メロディメドレー
 ・講談「元祖鉄オタ ドヴォルジャーク」
 ・日高哲英(編曲):鉄道会社社歌
 ・ヴィラ=ロボス:カイピラの小さな汽車

   松本宗利音指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団
   プロデュース・司会・ピアノ:本田聖嗣/バリトン:大山大輔
   会場:すみだトリフォニー (19:00 開演)

クラシック音楽関係者には鉄道好きが多いという説があり、各オーケストラにも必ずといっていいほど鉄道好きな団員がいるらしい。指揮者や演奏家にも結構いたりする。今日はそんな鉄道マニアのピアニスト本田聖嗣による「鉄分の濃い」コンサートである。前に秋山和慶氏による同様のコンサートに行ったことがあるが、プログラムの「パシフィック231」と「カイピラの小さな汽車」は共通しており、この2曲はこの主旨のコンサートでは定番なのだろう。他の演目は今回はより「鉄分の濃い」選曲になっている。

フォト

会場のスタッフも駅員の制服を着ていたり、会場に寝台特急や東武特急のヘッドマークが展示してあったり、演奏会というより鉄道関係のイベントのような感じだ。

時間になり演奏会が始まる。指揮者とコンマスも駅員の服装をしているという徹底ぶりだ。まずはお馴染みの「パシフィック231」で始まる。この手のコンサートに限らず、何度も聞いている曲だが、2−3−1という軸配置の蒸気機関車はカッコイイわけで、日本では「貴婦人」の愛称があるC57が有名だ。そんな蒸気機関車を描いた曲のあとは、なんと「いい日旅立ち」である。国鉄のキャンペーンソングとして作られ、山口百恵が歌ってヒットした。オーケストラのみで演奏される「いい日旅立ち」が、聴いているとジーンとくるとは思わなかった。こんなに素晴らしい名曲だったのか。続いては、JR東海の「そうだ 京都、行こう」のCMで長年使われている「マイ・フェイバリット・シングス」だ。このCMのおかげで、この曲を聴くと京都に行きたくなる。

このあと、ゲストの南田裕介を迎え、司会の本田聖嗣、指揮者の松本宗利音、コンマスの崔文洙で座談会である。指揮者もコンマスも「鉄オタ」なのであった。鉄道好きになったきっかけなど、話があちこちに飛びながらも進むが、このまま際限なく続くかと思いきや、終了のベルできちんと終わるのである。いわく、「日本の鉄道は時間に正確なので」ということ。

このあとはモーツァルトの有名な曲を、一部楽章のみだが2曲演奏する。なんでこの曲がと思うかもしれないが、東武東上線に乗ったことがある人ならば納得である。東武池袋駅の発車メロディーに使われている曲なのである。

休憩のあとは、櫻井の「在りし日新宿にて」の第1楽章だが、これは全く初めて聴く曲かと思いきや、新宿駅でかつて使われていた発車メロディーをモチーフにした交響曲なのである。実際、今日が世界初演なので、初めて聴いた曲には違いないのだが、なぜか聴いていると馴染み感が強い。

このあと、再び先ほどのメンバーによる座談会だが、今回は好きな車両がテーマだ。マニアックな用語は出ても、会場の大半は「鉄オタ」なので、会場ともども盛り上がる。そのあとは、なんと山手線の駅の発車メロディーのメドレーである。最初に本田聖嗣のピアノソロでオリジナル版でいくつか演奏したあとは、オーケストラで演奏される。まさか、山手線の駅の発車メロディーを、生のフルオーケストラ演奏で聴く機会があるとは思わなかった。楽し過ぎる。

このあとは、本田聖嗣による講談となっているが、ドヴォルジャークの交響曲第8番と第9番の断片をはさみながら、ドヴォルジャークと鉄道に関する有名なエピソードを講談調で語るというものである。

このあとは、バリトンの大山大輔が登場し、オーケストラの伴奏で、東武鉄道の新旧社歌、東武音頭、JR東日本社歌、JR貨物社歌と続けて歌った。鉄道会社に関係していない限り聴く機会がない歌である。大山の声は非常によく響き、オーケストラも圧倒している感じであった。

最後は鉄道クラシック音楽の定番の一つである「カイピラの小さな汽車」で綺麗にしめた。この曲も、いかにも田舎の蒸気機関車という感じで、聴いていて楽しくなる。

こういうコンサートも楽しいもので、またやってほしいと思うのである。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年08月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031