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2025年04月26日20:52

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【音楽】 冬木透メモリアルコンサート

本日はオーケストラ・トリプティークによる「冬木透メモリアルコンサート」に行った。冬木透コンサートとしては2019年以来である。もともとは「冬木透90歳記念コンサート」として計画していたが、残念ながらメモリアルコンサートになってしまったものである。

プログラムは次のとおりである。

[献奏]
 ・蒔田尚昊:ガリラヤの風かおる丘で

[第一部]
 ・冬木透:ウルトラセブンのうた
 ・冬木透:フルートとピアノのための協奏曲
 ・冬木透:ディヴェルティメント
 ・冬木透:希望
 ・冬木透:「帰ってきたウルトラマン」BGMより
 ・冬木透:ウルトラ5つの誓い+オープニング+MATのテーマ
 ・冬木透:サブタイトル+SGMのテーマ
 ・冬木透:オープニング+TACのテーマ
 ・冬木透:オープニング+UGMのテーマ
 ・冬木透:タイトル+ワンダバチームEYES
 ・冬木透:「ウルトラセブン」BGMより
 ・冬木透:ウルトラセブンのうた パート2
 ・冬木透:ウルトラ警備隊

[第二部]
 ・冬木透:予告編音楽
 ・冬木透:「ウルトラセブン」第49話「史上最大の侵略(後編)」 (シネマコンサート)
 ・冬木透:ULTRASEVEN

  高橋奨指揮 オーケストラ・トリプティーク
  ソプラノ:黒川京子
  合唱:ヒーローコーラス/東久留米児童合唱団そよかぜ
  会場:北とぴあ・さくらホール (13:30 開演)

開演前にプレトークがあり、桜井浩子さん、古谷敏さん、早川優さんの3人で、早川さんが2人に冬木透の思い出を聞く形で進む。開演前から早くも盛り上がる。

開演時間になり、まずは冬木透が本名の蒔田尚昊の名で作曲した「ガリラヤの風かおる丘で」から始まる。黒川京子のソプラノとオルガン(エレクトーンで代用)による演奏だ。蒔田尚昊としては宗教音楽や合唱曲を多く書いており、「ウルトラの冬木」だけでないのである。

さて、第一部は「ウルトラセブンのうた」から始まる。なんといっても冬木透といえばこれという曲である。合唱付きで3番まで歌われる。このあとはオーケストラによる小品が続くが、どれも「ウルトラセブン」の劇中音楽としても使われており、聴いているとそのシーンも浮かんでくる。このような軽やかな古典風作品も冬木透作品の魅力である。

このあとは「帰ってきたウルトラマン」のBGM集を続けて演奏する。男声コーラスの「ワンダバ」を加えた「MATのテーマ」はもちろん、いろいろな場面で使われた音楽が次々に展開し、しかもどれも具体的なシーンと結び付くため、もう聴いていて楽しくて仕方ない。BGM集のあとは「ワンダバ」シリーズを5つ続けて男声合唱付きで演奏する。「帰ってきたウルトラマン」、「ミラーマン」、「ウルトラマンA」、「ウルトラマン80」、「ウルトラマンコスモス」の「ワンダバ」は、それぞれ違っていて、聴き比べである。そもそも「ミラーマン」のは「シュパダバダーン」と、歌詞(?)も違うのである。

続いては、「ウルトラセブン」のBGM集である。これもまた、それぞれの音楽が聴いているだけでシーンが浮かんでくるのだが、こうやって音楽だけを取り出していても、やはり素晴らしい作品なのだなと思うのである。ここまで聴いていて鳥肌がたちまくりである。会場の大半をしめる私と同世代の人も、おそらく同じと思う。フルート奏者が「ノンマルト」をオカリナで演奏したのも良かった(2019年の時はなかった)。

第一部を締めくくるのは、もうひとつの「ウルトラセブンのうた」で、同じ歌詞だが全然違う曲になっているのが面白い。歌詞なしで劇中音楽としては使われている。そして「ウルトラ警備隊」で第一部を終える。

これだけでも盛りだくさんだが、まだまだ続くのだ。私の席のすぐ前にいた桜井浩子さんと古谷敏さんがいないなと思ったら、第二部は再びステージ上に登場のようだ。短めのトークをイントロにして、シネマコンサートが始まる。最終回の第49話「史上最大の侵略  後編」である。映像に合わせてオーケストラが生演奏をするのである。アマギ隊員が敵に捕らえられるが、こういう場面は他の話にもあって、古谷さんが突っ込まれていた。あと、「本当はひし美ゆり子さんがゲストの方が相応しかったのでしょうけど、何かいいことがあったみたいで...」と桜井さんが言うと、会場が盛り上がる。タイミングの良すぎるニュースが昨日あたり出ていたね。

さて、オープニングから本編まで、音楽だけが生演奏で加わりながら、第49話の映像が流れていく。そして、いよいよ「アンヌ! 僕は、僕はね、人間じゃないんだよ! M78星雲から来たウルトラセブンなんだよ!」 そこで、シューマンのピアノ協奏曲が弾かれるのだが、普通にシューマンを弾くのではなく、冬木透作品と混じったりして複雑に展開して、演奏する方は相当難しいと思う。でも、ぴったりと合って、感動的な最終回を音楽でもしっかりと感動的に持っていけていた。実に素晴らしい。

プログラムの最後は英語版の「ULTRASEVEN」で、これも劇中音楽としては使われているが、これはとにかくカッコイイ歌なのである。

さて、アンコールだが、オーケストラ・トリプティークのアンコールは、毎度お馴染みの客席も参加してみんなで歌う形式である。全員起立して「ウルトラセブンのうた」と「ワンダバ(MATのテーマ)」で盛り上がって、楽し過ぎる演奏会を終えた。そういえば2019年の時は、アンコールは冬木透さんの指揮で歌ったのだった。それがもう出来ないのは悲しいが、桜井浩子さんが途中で言っていたように、「冬木先生の魂はこの会場に来ています」ということだ。

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