公私ともいろいろバタバタしていたこともあり、1ヶ月以上演奏会に行っていなかったので、今日は久しぶりだ。何か面白そうな演奏会はあるかなと思ったら、水星交響楽団の演奏会があったので行くことにしたのだ。水星交響楽団は都内のアマチュア・オーケストラである。衆議院議員選挙の投票を済ませ、そのまま川崎を目指す。
今日のプログラムは次のとおりである。
・ニューマン:20世紀FOXファンファーレ
・ジョン・ウィリアムズ:映画「スター・ウォーズ」より
−メインタイトル
−ジェダイへの階段〜フィナーレ (エピソードVII フォースの覚醒)
−運命の闘い (エピソードI ファントム・メナス)
−アクロス・ザ・スターズ (エピソードII クローンの攻撃)
−英雄たちの戦い (エピソードIII シスの復讐)
−ヨーダのテーマ (エピソードV 帝国の逆襲)
−酒場のバンド (エピソードIV 新たなる希望)
−ハンソロとレイア姫 (エピソードV 帝国の逆襲)
−最後の戦い (エピソードIV 新たなる希望)
−王座の間とエンド・タイトル (エピソードIV 新たなる希望)
・エルガー:交響曲第1番
指揮:齊藤栄一/合唱:オルフ祝祭合唱団
会場:ミューザ川崎 (13:15 開演)
「スター・ウォーズ」の音楽も、最近は演奏会で取り上げられる機会が多いような気がする。もはや「クラシック音楽」の演奏会の定番曲になりつつあるのだろうか。しかし、生で聴くのは初めてだ。それ以前に、そもそも「スター・ウォーズ」の映画をまともに観たことがない。世界中で大ヒットした映画なのに、天の邪鬼なところがあるのかもしれない。しかしながら、メインタイトルをはじめ。音楽はなぜか聴いたことがあるというものである。大編成のオーケストラに合唱団まで付き、演奏会が始まる。まずは「20世紀FOXファンファーレ」から始まり、映画気分を盛り立てる。演奏時間は30秒にも満たず、きちんとプログラムにも書いてある演奏曲目の演奏時間としては、これまで行った演奏会中で最短だろう。
演奏は10曲を抜粋して行われた。お馴染みのメインタイトルから始まり、次々と展開していく。これは映画をきちんと観ていなくても、十分すぎるくらい楽しめる。どの場面の音楽なのかは正直分からないのだが、なんとなくイメージはできるのだ。交響曲の楽章という感じではないので、1曲終わるたびに拍手が起こる。6曲目の中盤でオーケストラのメンバーが何人か席を立って、端の方に移動する。7曲目の「酒場のバンド」に備えるためだ。この曲は指揮者も指揮台をおり、バンドとしての演奏だ。サックス、クラリネット、トランペット、エレキベース、ピアノ、ドラムにパーカッションで編成されたスウィング・バンドである。「クラシック音楽」を聴きに行った人は、この時だけ違った雰囲気になっていたことであろう。実に楽しかった。最後はエンド・タイトルで壮大な音楽を締めくくった。
休憩のあとは、がらりと雰囲気が変わり、エルガーの交響曲第1番である。どういうつながりなのかと思ったら、「銀河帝国」と「大英帝国」という2つの帝国の光と影ということらしい。(こじつけ気味にも思えるが) そんな訳で、エルガーの第1番だが、個人的にはあまり馴染んでいるとはいえない曲だった。いい曲なんだろうけど、ちょっと退屈するところもあるような印象だ。生で聴くと変わるだろうか。第1楽章冒頭の主題が、楽譜に書かれたnobilmenteという指示通りの、いかにもエルガーらしい高貴な雰囲気なのだが、聴いていると突然雰囲気が変わって戸惑う。いろいろな要素が複雑に絡み合っているようで、なかなか深い曲のような気がしてきた。第2楽章から第3楽章へは切れ目なくいつの間にか移っているような感じで、静かに物憂げに進んでいく。あれ?なかなか良いではないか。第4楽章にも再び冒頭の「高貴な」主題が現れて、最後は華々しく終える。この曲を生で聴くのは初めてだと思うが、じっくりと聴き入ることができた。
さらに、アンコール演奏があるようだ。予想通り「スター・ウォーズ」より今回演奏しなかった曲を追加で演奏だ。「アナキンのテーマ」と「帝国のマーチ」を続けて演奏した。「帝国のマーチ」も、映画を観ていないのに、なぜかよく知っている曲だなあ。
素敵な演奏会で、すっかり気分も晴れやかになり、心地よく帰路についた。
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