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2022年07月03日21:01

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【音楽】 ラスベート交響楽団演奏会 @所沢

今日は曇りがちで、時々小雨が降る天気。おかげでいくぶん暑さが和らいだように感じたが、湿度が高いので結局蒸し暑いか。

さて、今日午後は所沢にコンサートに行った。ラスベート交響楽団の演奏会に行くためだ。ラスベート交響楽団は、グラズノフをメインに、ロシア音楽を演奏しているアマチュア・オーケストラで、おそらく、グラズノフの交響曲を全曲演奏したことがある唯一の日本のアマオケだろう。このオーケストラの演奏会にはなるべく行くようにしている。

今日のプログラムは次のとおりである。

 ・グラズノフ:行進曲
 ・リムスキー=コルサコフ:歌劇「雪娘」組曲
 ・チャイコフスキー:交響曲第5番

   指揮:小久保 大輔
   会場:所沢市民文化センターミューズ アークホール (14:00 開演)

西武新宿線に乗って航空公園に行く。航空公園駅で降りるのも、そもそも所沢市に来るのも久しぶりだ。会場に入ると、いつものように都内でないためか、今日は客は少な目なようだ。

プログラムには必ずグラズノフの作品が入っている。すでに交響曲は全て演奏しており、複数回演奏したものも多いので、最近は交響曲以外の管弦楽作品を取り上げることが多いようだ。今日は行進曲である。グラズノフの行進曲といってもピンとこなかったのだが、演奏がはじまると、どこかで聴いたような気がする曲だった。グラズノフを含め何人かで共作した「ロシアの主題による変奏曲」の主題をそのまま転用して、行進曲として作ったとのことで、このあたりから「聴いたことがある」気がしたのかもしれない。10分ほどの短い曲だが、演奏会の幕開けにふさわしい優雅な行進曲で、演奏の方は、グラズノフにこだわりのあるオーケストラだけに、グラズノフ作品そのものを安心して楽しめるものだ。

続いては、リムスキー=コルサコフの「雪娘」組曲だ。歌劇全体を通して聴いたことはないのに、組曲だけは知っているというものだが、民話に基づく幻想的な劇であり、一度通して聴きたいものである。組曲は全部で4曲の短いもので、本当にごく一部の抜粋という感じだが、いろいろな場面を想像することは出来そうである。オーボエの吹くメロディーが印象的なところがあり、よい雰囲気を作り出していた。

休憩のあとは、本日のメインプログラムのチャイコフスキー第5番だ。何度も聴いているとは思うが、最後に聴いたのはかなり前のようで、久しぶりかもしれない。冒頭のクラリネットの吹く主題が実に重々しく、またテンポもゆっくり目で、暗い雰囲気を強調したような出だしであった。また、第2楽章のホルンによるメロディーは哀愁漂う美しいもので、実に素晴らしい演奏であった。アマオケのホルンでこの演奏は素晴らしい! 指揮者が演奏後にホルン奏者を立たせたのも分かる。全般に木管楽器群が素晴らしく、それがこの第5番を好演にしたともいえるだろう。最後には、運命に打ち克つという感じになるが、それゆえに、冒頭の暗さとの対比を際立たせたような演奏を意図したのだろうか。

現況のロシア状況からいろいろ複雑な思いが出てきそうだが、今回はそんなことには一切触れずに、いつものとおりのロシア音楽の演奏会であり、そのことがむしろ好ましいと思った。

最後にもう1曲、アンコール演奏だ。「雪娘」つながりで、チャイコフスキーの「雪娘」より「道化師の踊り」だ。この曲を軽快に演奏して幕を閉じた。

会場を出ると帰りはいくぶん涼しくなったような気がした。しかし、所沢駅で乗り換えようとしたら、西武ライオンズの試合観戦帰りと思われる大群とかちあって、大混雑だった。ちょうど西武ドームで野球の試合が終わったところなのだろうか。折角の気分がこれでは...。 秋津駅で早々に脱出して、武蔵野線に乗り換えようとしたら、秋津で降りる人も大勢いた。帰りが埼玉方面ではなくてよかった。ようやく武蔵野線に乗って、落ち着いた。
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