mixiユーザー(id:12784286)

2018年09月24日20:26

208 view

【音楽】 オーケストラ・エクセルシス演奏会 〜スウェーデン・プログラム

この三連休は、22日は自宅で休養、23日は実家に帰りもろもろ、そして今日は荻窪へ演奏会を聴きに行った。オーケストラ・エクセルシスの第9回演奏会である。エクセルシスは、「素敵な曲なのに日本では演奏される機会がほとんどない作品」を取り上げて、その曲の魅力を伝えているアマチュア・オーケストラである。アマチュア・オーケストラの演奏会は、聴きに行きたい曲があれば行くというスタンスだが、このオーケストラには、別件の予定があって行けなかった第6回を除き、毎回行っている。すなわち、毎回「聴きに行きたいプログラム」なのである。

今日のプログラムは次のとおりである。

 ・W.ステーンハンマル:スヴァーリエ 〜カンタータ「ひとつの民族」より
 ・F.ベルヴァルド:交響曲第3番「サンフォニー・サンギュリエール」
 ・H.アルヴェーン:交響曲第2番

   指揮:大浦智弘
   会場:杉並公会堂大ホール (14:00 開演)

今回も第7回と同じくスウェーデン・プログラムである。今年は日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年であり、その記念演奏会という訳だ。

最初はステーンハンマルの「スヴァーリエ」である。「スヴァーリエ(Sverige)」とはスウェーデン語でスウェーデンのことである。カンタータ「ひとつの民族」の5曲の中の2曲目で、スウェーデン国民には第二国家とも言われるほど親しまれている歌であるという。第7回同様、それを指揮者の大浦さんが管弦楽版に編曲したものであるが、前回とは異なる2018年版とのこと。前回との差異は聴いても分からなかったが、ステーンハンマルらしい美しい音楽であることには変わりない。スウェーデン・プログラムに相応しい幕開けである。

続いては、ベルヴァルドの第3番だ。これを生で聴くのは初めてだ。演奏は何度かされているが、聴く機会がなかった。この曲のタイトルは、日本語では「風変わりな交響曲」と訳される。singulière を手元の辞書で引くと、ひどく変わっている、奇抜な、奇妙な、といった意味が書かれており、用例としてhomme singulière (奇人、変わり者) なんて載っていて、一体どんな変な曲なんだと思ってしまうが、実際に聴いてみるとそう奇妙には感じないのは、もっと「奇妙な曲」に耳が慣れてしまったからだろうか。

実際演奏を聴いてみると、確かにベルヴァルド独特の節回しもあり、singulière な曲といえるのかもしれないが、そういうところも含めて、実に面白い作品だなということを改めて感じた。演奏も別に奇抜なことをしている訳ではなく、ベルヴァルドのこの曲を素直に演奏すればこんな感じだということで、「風変り」さを楽しめたのであった。

休憩のあとはアルヴェーンの2番だ。この曲を生で聴くのは二度目かな。この作品も聴けば聴くほど味が出てくる作品で、演奏時間が50分に及ぶ作品の中に、いろいろな要素がつまっている。さあ始まるぞという雰囲気の冒頭部分に始まり、荘厳な第2楽章、快活なスケルツォの第3楽章、そして曲全体を総括するような第4楽章と、最後まで堪能することが出来た。ちょっとおとなしめ(?)の演奏かなと思ったが、それがいい感じにまとまっていたと思う。

最後にアンコール演奏があり、予想通りではあるが、ステーンハンマルのカンタータ「歌」から間奏曲であった。これも第7回演奏会と同じである。(終演後にロビーで配られるアンコール曲の解説も2年前のと同じ!) スウェーデン・プログラムでは、アンコール曲の定番の一つとなっているのだろう。この間奏曲は時々演奏されるものの、やはり全体を通して聴きたいと思う。このオーケストラ・エクセルシスが、いずれ取り上げてくれるのではないかと期待しているのだが...。

オーケストラ・エクセルシスの演奏会は毎回欠かせないと思う。次回のプログラムは未定とのことだが、また行きたくなるような曲目を用意してくれるに違いない。
0 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年09月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30