昼はちょっと蕎麦でも食べに行こうかなと外出した。外に出た瞬間、あまりの暑さのため止めようかと思ったが、結局稲田堤まで行ってしまい、「丸花」で天ざるを食す。この店は時々行く。川崎市内も、郊外の住宅地にはこのような蕎麦屋は結構あるのに、川崎駅周辺にはあまりないのかな。今度調べておこう。
稲田堤まで来たら、近くの都県境巡りをしてみようと急に思い、京王相模原線に乗って3駅、若葉台までいく。若葉台駅は神奈川県川崎市麻生区にあるが、駅前は東京都稲城市だ。若葉台という地名も稲城市にあり、若葉台のための駅というのは当たっているが、駅自体は川崎市麻生区黒川にある。近くには小田急多摩線の黒川駅がある。ちなみに黒川は、少し前まで市内唯一の分校があったところである。分校なんて、どこの山奥の過疎地かと思うが、政令指定都市の川崎市にもあったのである。
若葉台駅前の様子。駅前の広場は稲城市だが、駅は川崎市である。
駅前の道を鶴川街道の方におりていく。この道路は稲城市内だが、このまま行くかと思ったら、都県境がうにゃっと曲がっていて、途中から川崎市内になる。鶴川街道と交わるところにあるコンビニは川崎市内だ。
鶴川街道を北に進むと、すぐに都県境が現れる。分かりやすい表示がある。こういうのは有難い。
さらに10分ほど歩くと、なんとその名も「県境」というバス停がある。実はこれが見たかったのだ。
「県境」といいながら、県境からは少し離れたところにある。これがしばらく謎だったが、先日読んだ本によれば、もともと「県境」バス停は文字通り都県境にあったらしい。当時は何もない未開の地で、バス停も「県境」としか付けようがなかったのだろう。その後、小田急多摩線や京王相模原線が開通して拓けてきたので、バス路線も変更され、バス停名も分かりやすいものになった。本来ならば、「県境」を「下黒川」と改称すれば済んだのだが、改称は手続きが面倒なので、「県境」バス停は存続して位置だけ変えた、ということにしたらしい。
それにしても暑い。この暑さがなければ稲城駅あたりまでぶらぶら散策するところだが、その前に熱中症になりかねない。倒れたところを近くにある駒沢学園の女子高生に助けられて...と、変な妄想が浮かんできたので、これはまずいと若葉台駅に引き返した。
都県境には「下黒川」バス停がある。「川崎市麻生区」の表示が先ほどの「東京都稲城市」と少し位置がずれているのは、道路上を斜めに都県境が通っているからなのか。
たったこれだけ歩いただけなのに、水に浸かったように汗で服が濡れている。なんなんだこの暑さは!
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