最近購入したCDは2枚ほど。
●ゲオルギー・スヴィリドフ (ロシア、1915-1998):
・ピアノ三重奏曲 イ短調
・ピアノ五重奏曲 ロ短調
・「吹雪」よりロマンス (ピアノ三重奏曲版)
ベートーヴェン・トリオ・ボン
A.チェルモノフ (ヴァイオリン)/V.バベシュコ (ヴィオラ) (2016録音、CAvi Music)
スヴィリドフの室内楽のCDを初めて購入した。先日の日記のコメントで「強烈にお薦め」されたものであるが、聴いてみると確かにこれは良い。ショスタコーヴィチの門下生ということで、その影響も少なからず感じられる。ピアノ三重奏曲はエレジーの第1楽章で始まり、第2楽章で突然炸裂する。このあたり、同じくショスタコーヴィチの影響を強く受けたヴァインベルクっぽい雰囲気にも感じた。ピアノ五重奏曲は世界初録音とあるが、聴いたことあるような気がした。それもそのはずで、「室内オーケストラのための音楽」として管弦楽版に編曲された作品のCDを持っていたのだ。管弦楽版もピアノを伴い、室内楽的雰囲気もあるので、違和感なく聴ける。(ピアノ五重奏曲の方がオリジナルだが。) 有名な「ロマンス」も管弦楽版では聴いていたが、ピアノ三重奏曲版もまた素晴らしい。切なく美しい哀愁を帯びたメロディーが沁みる。ベートーヴェン・トリオ・ボンは、アリャビエフの室内楽のCDをすでに聴いていたが、ジャケットの写真を見ておや?と思った。ピアノが濱倫子からジンサン・リーに替わったらしい。
●「我々は地球からやって来た (Vi kom från Jorden)」
・レッナールト・ルンデーン: 地球とヨンソン (Jorden och Jonsson)
・スヴェン=エリク・ユーハンソン: Triss
・エリサベト・ヘルムードソン: 自然の悲しみ (Naturens sorg)
・エリサベト・ヘルムードソン: 我々は夏とどう向き合うのか、仲間たちよ
(Vad gör vi med sommaren, kamrater)
・エリサベト・ヘルムードソン: 赤い夢 (Den röda drömmen)
・エリサベト・ヘルムードソン: 風の中で歌う (Visa i vinden)
・アルフレート・シュニトケ: 自然の声 (Voices of Nature)
・ヒルディング・ルーセンベリ: わたしたち地球の女は (Vi jordens kvinnor)
・カール=ビリエル・ブルムダール: 我々は、ドーリスの地、地球からやってきた
(Vi kom från Jorden, Doris land)
・アルネ・メルネス: 宇宙 (Kosmos)
・ヴラディーミル・ヴィソツキー: 地球の歌 (Sången om jorden)
グンナル・エリクソン指揮イェーテボリ室内合唱団 (2004-2008録音、Footprint Records)
イェーテボリ室内合唱団の美しいハーモニーが堪能できるCDである。しかも、選曲が面白い。収録されている歌のタイトルからも分かるように、「宇宙と人間」あるいは「地球」がテーマなのである。スウェーデンの小説家で詩人のハリー・マーティンソンのSF叙事詩「アニアラ(Aniara)」からインスピレーションを得て構成されたプログラムということである。ほとんど無伴奏か控え目な伴奏で歌われる合唱は、宇宙の歌ということもあり、どれも神秘的で不思議な雰囲気である。このCDで初めて聴く作曲家もいるが、その一人であるヘルムードソンの4曲など、何とも言えぬ独特の雰囲気だ。11曲からなるメルネスの「宇宙」も、どことなく不思議な感じで面白い。どれも初めて聴く曲ばかりだが、スウェーデン語が分からなくても楽しめる1枚である。
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