第3水曜日は完全定時日なので、帰宅後は時間が十分にあり、なんかビデオでも観ようかなとひっくり返していたら、いつ買ったのか、小田急線の「幻の展望ビデオ1984」なるものが出てきたので、これを観た。
撮影日は1984年(昭和59年)11月、小田急ロマンスカー「第9さがみ」の前面展望席で撮った、新宿から小田原までの映像である。ひたすら電車からの風景が流れるだけの約70分のビデオだが、これが懐かしい映像だ。
当時の小田急ロマンスカーは、SSE、NSE、LSEの3形式が走っている。LSEは登場間もない頃だ。停車駅もシンプルで分かりやすい。
はこね: 新宿−小田原−箱根湯本
あしがら: 新宿−町田−小田原−箱根湯本
さがみ: 新宿−向ヶ丘遊園−本厚木−新松田−小田原
えのしま: 新宿−町田−藤沢−片瀬江ノ島
あさぎり: 新宿−町田−松田−山北−駿河小山−御殿場
今は停車駅もやたらと増え、その停車駅もバラバラで分かりにくい。向ヶ丘遊園や新松田は、申し訳程度に数本停まるだけになってしまい、特急停車駅は新百合ケ丘、秦野にシフトしている。また、町田を通過して相模大野に停まったり、本厚木を通過して海老名に停まったりする特急も多い。
何よりも面白いのは沿線風景だ。何しろ33年前の映像だ。今の小田急線とは全く別の線路を走っているようである。代々木上原から登戸まではすっかり様子が変わった。今は高架複々線となったが、当時の世田谷区内、狛江市内は地べたを走っている。今は地下駅化された東北沢、下北沢、世田谷代田、成城学園前も、当時は確かにこんな駅だったよなと、懐かしい映像。
向ヶ丘遊園を過ぎて、生田、読売ランド前あたりは、高層マンションこそ少ないものの、このあたりは今も大きくは変わっていないかもしれない。しかし、新百合ケ丘駅前の変わりよう! 昭和59年当時の駅周辺には何もない! これは相模大野や海老名も同じである。まさかこんなに発展して特急停車駅にまでなるとは思わなかった。
すれ違う電車も、今は走っていない車両がほとんどで、各停は2600形、急行は5000形が主である。小田急といえばこの「顔」なのだが、それも今は過去のものとなった。各停や準急は6両、急行も相模大野以西は6両か4両である。中型車2400形も現役だ。
これは貴重な映像である。映像を見ながら33年前にタイムスリップ!
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