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2014年08月30日22:24

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【散策】 旧東海道品川宿を歩く

8月も下旬になり、秋の気配も感じるようになった。休日の今日は、旧東海道の品川宿付近を歩いてみることにした。品川駅で降りて、八ツ山橋から始めることにする。八ツ山橋を渡ると、北品川本通り商店街であり、ここが旧東海道である。

まずは問答河岸の碑が見えるが、これは家光と沢庵が禅問答を交わした場所ということであるらしい。小さな碑があるだけだ。幕末史でお馴染みの土蔵相模の跡もすぐ近くにあるが、これも小さな立て看板があるだけで、マンションとコンビニになっていた。

ここで旧東海道をはずれて海の方に少し寄道してみる。北品川橋を渡ると、品川浦舟だまりといわれる場所で、屋形船がたくさん繋留されているが、後ろに見える高層マンションとのミスマッチな光景がなんともいえない。都心から近いとは思えないような静かな場所だ。さらに少し歩いてみると利田神社という小さな神社があり、ここに鯨塚がある。家斉将軍の代に品川沖に迷い込んだ鯨の骨を葬った塚であるという。東京湾に鯨が現れたこともあるようだ。当時は大変な騒動だったらしい。

北品川橋を渡って旧東海道に戻る。少し歩くと、松の木があり、ここが日本橋から二里である。旧東海道沿いには寺や神社も多く、右側にある法禅寺にまずは寄ってみた。この寺の境内に鳥居があり、一瞬おやと思うが、そこは杉森神社ということだ。神仏習合である。また、品川小学校発祥の地でもあるらしい。少し先には養願寺がある。本尊は虚空蔵尊で、13歳でお詣りすると知恵が授かると言われている。もうこの歳ではとっくに手遅れだろう。

旧東海道といっても普通に営業している商店街なのだが、中には老舗の店も混ざっている。養願寺への入口付近にある丸屋もそうだ。履物の店である。その向かいにあるのが一心寺で、成田山の分身である不動明王が本尊だ、さらに行くと品川宿本陣跡がある。現在は聖蹟公園となっているが、これは明治天皇が休息されたために聖蹟と呼ばれるようになったのである。本陣の建物はもちろん残っていない。

このあたりでお腹がすいてきた。正午を少し過ぎている。たまたま目に付いた、穴子料理の店「遊」で煮穴子御膳を食べる。狭いながらも雰囲気の良い店で、三味線の音を聴きながら和食をいただくというのは、やはり落ち着くものである。「遊」の向かいが品川宿交流館で、無料休憩所を兼ねた案内所である。駄菓子屋も兼ねているようだ。ここで「東海道品川宿まち歩きマップ」を入手する。無料で配布しているのかと思ったら50円だった。

目黒川沿いには荏原神社があり、ここにも寄ってみる。東品川と南品川の鎮守であり、かっぱ祭が有名らしい。目黒川を品川橋で渡ると、北品川から南品川へ移る。

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(八ツ山橋)

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(問答河岸の碑)

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(品川浦舟だまり)

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(利田神社の鯨塚)

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(日本橋から二里)

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(法禅寺)

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(杉森稲荷神社)

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(虚空蔵尊の養願寺)

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(一心寺)

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(品川本陣跡(聖蹟公園))

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(穴子料理の「遊」)

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(品川宿交流館)

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(荏原神社)

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(品川橋)

南品川に入り少し行くと、街道松の広場があり、ここには浜松の松が植えられている。街道沿いには他に保土ヶ谷、大磯、三島、袋井などの松があるが、この浜松の松が一番立派なようだ。しばらく歩くと右に長徳寺がある。品川のお閻魔様である。一見恐そうな(?)寺だが、中に入ると鎌倉時代の作である閻魔王坐像や迫力満点の地獄絵図があるらしい。今日は外から眺めるだけにした。

さらにあるくと、また老舗の商店が見える。松岡畳店であり、もちろん現在も営業している。こんな店がところどころに見つかるのも旧街道歩きの楽しみだ。ジュネーヴ平和通りと交差してさらに歩く。この交差点のあたりは美味しいウナギの匂いが漂ってくるので、空腹時に通るとふらりと寄ってしまいそうだ。

すぐ右にあるのが品川寺だ。区内最古の寺で、江戸六地蔵が街道に面して鎮座している。ジュネーヴ市と品川宿の友好のきっかけとなった「洋行帰りの鐘」もある。その向かいが新撰組ゆかりの旅籠屋釜屋跡だが、ここも普通のマンションになっていて、その場所であったことを示す立て看板があるのみだ。

さらに歩く。いつの間にか商店街から住宅街へと変わっていた。すぐ近くを京急の電車が通っていて、その向こうには国道15号(第一京浜)が通っているが、このあたりは至って静かである。しばらく歩いていくと、右側に鮫洲八幡神社が見えた。地元の猟師(漁師だが、品川では「猟」の文字を用いる)たちが寄進した狛犬や灯篭などがあり、江戸城御用の魚を納める猟師町の鎮守ならではの神社だ。この神社のすぐ後ろが鮫洲駅だが、別世界のように静かな場所だ。

沿道には寺や神社が本当に多い。少し歩くと稲荷神社らしきものが見えたので寄ってみると、やはりお狐様がいた、と思ったら猫であった。猫が座っていた。もちろんお狐様もいる。仲町稲荷神社だ。その裏手にある北浜川公園には坂本龍馬の像があった。立会川河口で龍馬が黒船来襲の際に警備にあたったのだ。

別名「なみだ橋」とも言われる浜川橋で立会川を渡ると天祖諏訪神社だ。品川宿にはかなりの神社や寺があるが、この神社は他よりも立派な神社に見えた。それもそのはずで、天照大御神、豊受大神、建御名方刀美神、小碓命を祀っている。

国道15号と合流するところで旧東海道は途切れる。ここにあるのが鈴ヶ森刑場跡だ。丸橋忠弥、平井権八、八百屋お七などが処刑された場所としても有名だ。「首洗の井」も今は何事もないように見えるが、刑場が役割を行っていた頃を想像すると震えてしまう。

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(街道松の広場の「浜松の松」)

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(お閻魔様の長徳寺)

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(品川寺の山門)

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(品川寺の江戸六地蔵)

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(鮫洲八幡神社)

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(仲町稲荷神社と猫)

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(坂本龍馬像)

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(天祖諏訪神社)

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(鈴ヶ森刑場跡)

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(鈴ヶ森刑場の「首洗の井」)

品川宿の散策はこれで終わりとし、大森海岸駅から京急で帰った。
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