フランツ・リストの曲は、どちらかというとあまり頻繁に聴いているとは言えない。
でも、今日久しぶりに聴いてみたくなったのがこのCDである。
・巡礼の年第2年<イタリア>から
第1曲 婚礼
第2曲 物思いに沈む人
第3曲 サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
第4曲 ペトラルカのソネット第47番
第5曲 ペトラルカのソネット第104番
第6曲 ペトラルカのソネット第123番
・ゴンドラをこぐ女
・2つの伝説
小鳥に語るアシジの聖フランシス
波を渡るパオラの聖フランシス
(ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ) 1974年)
リストのピアノ曲というと絢爛豪華、超絶技巧といったイメージがあり、「ケンプのリストォ〜? そりゃないだろう」と思う人もいるかもしれないが、ここにあげた曲は、そういったリストのイメージとは別の、豊かな詩情あふれるしみじみと語りかけるような曲なのである。
そういう曲はケンプに合っていると思う。
ケンプというとベートーヴェン、ブラームス、シューマンと言ったところが主なレパートリーであることに間違いないが、意外とリストの曲の録音を残しているのである。ただし曲目はかなり限定されるけど。
「巡礼の年」の、特に「イタリア」は確かにケンプに合っているようだ。(それゆえ、一般的なリストのイメージとは違うのだが)
ケンプもイタリアのポジターノでピアノの講座を開講したりして、イタリアとの関わりが深く、あえてリストのイタリア絡みの曲を選んで弾いているのも分かる気がする。
個人的にはお気に入りの1枚である。
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