Evilenko
5/10
デイビット・グリエコ監督脚本
マルコム・マクダウェル マートン・ソーカス
ロナルド・ピックアップ フランシス・バーバー
ジョン・ベンフィールド
ソビエト崩壊が近い時代、連続殺人鬼エヴィレンコ
とそれを追う刑事の話。
てっきりこちらはチカチーロのことだと思って
観てみたのだけれど、デイビット・グリエコは
ジャーナリストとして1992年にロストフへ行き、
チカチーロ裁判を取材した経験をもとに
1994年に小説 『Il comunista che mangiava i bambini』
を書いていて、これが原作で、チカチーロを
元に、殺人鬼を創造したのだけれど、チカチーロ
的な怪物を期待してみてみると、マルコムには
理性がしっかりあるので化け物としての凄みが足りない。
また、共産党員と言うことで捜査の網をかいくぐる
描写も足りなくて、時代背景としてソビエトの捜査の
まずさについては「チャイルド44 森に消えた子供たち」
「ロシア52人虐殺犯 チカチーロ」のほうがちゃんと
話に盛り込まれている。
また、どういうわけかエヴィレンコは催眠術が使えて
被害者達が勝手にエヴィレンコについていく、便利な機能が
あって、この設定の安易さに失望する。
話術や表向きの魅力で被害者を惹きつけてほしかった。
というわけで実録犯罪ものを期待するとガッカリするが、
悪夢的な犯罪映画というコンセプトでは
アンジェロ・バダラメンティの浮遊感のある音楽はあっていると思う
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