Disclosure Day
6/10
スティーヴン・スピルバーグ監督
エミリー・ブラント ジョシュ・オコナー
コリン・ファース イヴ・ヒューソン
コールマン・ドミンゴ
第三次世界大戦の危機が迫る2026年に、
アメリカ政府の秘密組織がエイリアンを長年拉致監禁し、
その高度な技術をアメリカがリバースエンジニアリングしていることを
かつてエイリアンにアブダクションされ力を与えられたTVリポーターが、
世間に真実を公開しようとする話。
自分のスピルバーグの原体験はE.T.で両親と一緒に映画館で観て、
感激屋の母親が感動して泣いていたのを覚えている。
小中学生の時は矢追純一 UFOスペシャル を観て、
布団に潜って眠れなくなっていたし、X-ファイルをみて、
一生真実にたどり着けないのではとモルダーと一緒に考えていた。
そんな宇宙や宇宙人に親しみや恐怖を抱いていた自分だが、
スピルバーグはその興味を未知との遭遇(1977)以来、ずっと抱き続けている
わけで、その好奇心は素晴らしいものだと思う。
ただ作品は粗があって、「第三次世界大戦の危機」という壮大な設定を掲げ
ながら、その社会不安が十分に描かれないため、後半のディスクロージャー
へと観客の感情が自然につながらない。
また、もともとTVの天気予報士というブラントの職業も、世間に真実を伝え
やすくなっていて、何物でもない庶民が真実を知るという未知との遭遇
とは異なっている。
またエイリアン動画を公開したら、高次の存在を知ることで、つまらない
戦争をやめるというのも、ディープフェイクが蔓延している現代においては
フェイク動画だと片付けられて終わるだろう。
ただ長年エイリアンの存在を信じ続けてきたスピルバーグのピュアさが
羨ましく感じるのも事実。皮肉屋になってしまった自分が少し残念でもある。
作品以上に、その距離の方が印象に残った。
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