mixiユーザー(id:20297653)

2026年07月14日08:42

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The Chronology of Water 2025年作品

6.5/10
クリステン・スチュワート監督脚本
イモージェン・プーツ ソーラ・バーチ
ジェームズ・ベルーシ トム・スターリッジ
チャーリー・キャリック スザンナ・フラッド
キム・ゴードン
 リディア・ユクナビッチの2011年の回顧録が原作。ユクナビッチ(プーツ)は父親からの虐待を
受けていて、水泳の奨学金で大学進学する。しかし父親の虐待を受けた女性が他人を
受け入れることが上手くできずに、薬物とアルコールの乱用など自己破壊的な生き方を
してしまうのだけれど、ペンを持つことで再生していく。
 前半の主人公の混乱した様をイメージカットを細分化することで上手く表現していて、
主人公の混乱ぶりが伝わる。
 またカッコーの巣の上でのケン・ケシーからの指導をユクナビッチは受けるのだけれど
、ケシーをジム・ベルーシが演じていて、とても自然な感じで驚いた。
 またニック・ケイヴの息子アールがユクナビッチの最初のパートナー役なのだが
順調にキャリアを積んでいるのが微笑ましかった。 
 アドベンチャーランドへようこそ ラナウェイズ Welcome to the Rileys Crimes of the Future
とかクリステン良い映画出てたけど、スペンサーやセバーグは自分的にはやりすぎだったと思う。
クリステン・スチュワートはジェンダーとかちょっとストレートの男性的には面倒くさい立場
に現在は立っていて、アメリカの橋○愛みたいな感じになっているので、ちょっと心配は
していたのだけれど、本作におけるユクナビッチは父親の虐待から、男性に対する嫌悪
にだけに繋がるわけでない。リディアは父親に対して憎しみだけなく、
複雑な感情を抱いていて、単純な怪物として
処理できず、アール・ケイヴ演じた夫の優しさを素直に受け入れられない。
 途中でリディアが知り合う女性写真家がリディアのパートナーになるが
写真家はSM的な支配をリディアにしていて、まともではない。
 単なる男性女性という枠組みではなく、傷ついた人間が支配と愛情の境界を見失いやすいという、
より普遍的な話に落とし込んでいて、作品としては偏った思想もなく
観ていて辛い映画ではあるが誠実だと思う。
 


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