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2025年07月26日21:45

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カーテンコールの灯

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アメリカの郊外の街。建設作業員のダンは家族に起きた悲劇から立ち直れず、仲の良かった妻や思春期の娘とすれ違う日々を過ごしていた。そんなある日、彼は見知らぬ女性に声をかけられ、アマチュア劇団の舞台「ロミオとジュリエット」に参加することになる。経験もなく乗り気になれないダンだったが、個性豊かな劇団員たちと過ごすうちに居場所を見いだしていく。やがて突然の変更でダンがロミオ役に大抜てきされるが、自身のつらい経験が重なり演じることができなくなってしまう。そして本番当日、家族や仲間の思いが詰まった舞台がついに幕を開ける〜(映画Comより)

高校生の娘ディジーが、教師に向かって悪態をつく場面から始まります。
Four Letter Words連発の、どうしようもなく酷い態度。
父親のダン(キース・カプフェラー)は建設作業員だが、何処か投げやりで、ある日トラブルを起こしてしまう。
そして彼は、ひょんなことから市民劇団に参加することになる。

中年の太ったダンがロミオ役をやるだけでも驚くのに、ジュリエット役は彼よりも年上のフィリッピン系女性。
いわゆる「社会不適合者の集まり」の劇団であるらしいのですが、しかし彼らの真摯な劇への取り組みを見ていると、見てくれはどうでもよくなってくる。
が、そこに、ダン家族の深刻な問題がのしかかって来る。

とてもマイナーな映画なので、ネタバレをします。
鑑賞予定の方はお気をつけください。

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ダン家族は一年前、一人息子ブライアンを亡くしているのです。
しかもブライアンはガールフレンドと心中を計り、彼女だけ生き残ったという複雑な状況で、ダンは彼女の家族に訴訟を起こしてもいる。
恋人ジュリエットの後を追いかけて自殺するロミオの役が、ダンにはどうにも演じられなくなる。
ダンは、そして彼の家族は、その葛藤をどうやって乗り越えて行ったのか?

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有名俳優が誰一人として出ていない、低予算の作品です。
ダンの奥さんは高校教師という設定ですが、やはり太っているし、化粧もロクにしないし、髪は白髪交じりのまま。
それでもシミジミと胸に染みて来るのです。
観賞後に知ったのですが、妻役と娘役、実際に主役のキースの妻と娘であるらしい。
低予算でも、美男美女がいなくても、人の心を打つことができるという、見本のような映画です。
ケリー・オサリバン脚本・監督、原題の「Ghostlight」は、「無人の舞台などでずっと点いている照明」という意味らしい。

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