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2024年11月04日20:42

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【音楽】 ル スコアール管弦楽団演奏会 @すみだトリフォニー

今日の午後は久しぶりに錦糸町に行った。ル スコアール管弦楽団の演奏会に行くためだ。東京のアマチュアオーケストラで、今回は第56回演奏会とのことである。

プログラムは次のとおりである。

 ・デュティユー:メタボール
 ・黛敏郎:バレエ音楽「BUGAKU(舞楽)」
 ・ベルリオーズ:幻想交響曲

   指揮:田部井 剛
   会場:すみだトリフォニー (13:30 開演)

たまたこの演奏会の案内を見て、このプログラムなら行こうと思った。前半2曲は生で聴く機会があまりないので、貴重な演奏会でもある。もっともデュティユーは個人的には馴染み深い作曲家とは言い難く、「メタボール」もどんな曲だったか、ぼんやりとしていたので、いい機会だからじっくりと聴こうと思ったのである。

「メタボール」は、「変遷」、「虫の変態」、「代謝」といった意味で、「変奏曲」が厳格な形式の曲なら「変容」はやや自由で、それをさらに進めたのが「メタボール」ということらしい。虫の変態のような「変態曲」(?)を楽しもう。もともとこういう曲なのだろうが、なんとも捉えようがないような感じで始まり、5つの部分からなるが、4つ目まではこんな感じで続く。しかし、よく聴いてみると、主役となる楽器群が入れ替わりつつ進み、最後にはみんなそろってフィナーレを迎えるという感じであり、卵から孵って幼虫から蛹を経て成虫になるような、まさに「虫の変態」のような曲ではないか。勝手にそんなイメージで聴いてしまったが、なんだか訳の分からない曲が、いつの間にか感動につながるという、そんな感覚を味わうような演奏であった。

続いては、黛の「BUGAKU(舞楽)」だ。この標題の書き方は、黛によれば、雅楽を単に西洋楽器で現代風に置き換えたのではなく形式を借用した純然たる創作なので、「舞楽」ではなく「BUGAKU」なのだそうだ。冒頭はなんとなく雅楽の響きの雰囲気で始まり、そのあとでいろいろな楽器が複雑に絡み合って、だんだんと壮大になっていくが、第一部の最後は静かに雅楽風に締める。第二部はリズムが支配的である。和洋折衷とも、和でも洋でもないともいえそうな独特の雰囲気の音楽だが、最後まで十分に楽しむことができた。2曲ともきちんと演奏するのはなかなか難しいとは思うが、このようなプログラムに挑戦しただけあって、なかなかの好演であったと思う。

後半は「幻想交響曲」だ。これは有名曲であり、演奏会でも聴いたことがあるが、生まれた背景や作品自体の持つストーリーも含めて、こちらも楽しむことにしよう。第2楽章の優雅な舞踏会のワルツのあとに続く第3楽章「野の情景」では、コール・アングレとオーボエのやりとりがあるが、オーボエは舞台裏で吹いているということも、そういえばそうだったと思い出す。ワルツのあとのこの部分が妙に印象に残るのである。第4楽章では、断頭台へ向かうのが勇ましい行進曲なのかといつも思ってしまうが、聴くと面白い部分ではある。第5楽章の不気味さや舞台裏から響く鐘の音なども面白く、後半もこれはこれで楽しむことができた。

このオーケストラの演奏会に行くのは久しぶりだが、また面白そうなプログラムの時は行ってみようと思う。
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