今日は夜、三軒茶屋に向かった。オペラシアターこんにゃく座の「森は生きている」の公演に行ったのである。
・オペラ「森は生きている」
台本・作曲:林光
演出:眞鍋卓嗣
キャスト:
佐藤敏之 (1月/総理大臣)
大久保哲 (2月/警護隊長)
花島春枝 (3月/オオカミ)
泉篤史 (4月/カラス)
冬木理森 (5月/ウサギ)
沖まどか (6月/もうひとりのむすめ)
鈴木裕加 (7月/むすめ)
鈴木あかね (8月/女官長/オオカミ)
齊藤路都 (9月/おっかさん)
熊谷みさと (10月/女王)
大石哲史 (11月/兵士)
佐山陽規 (12月/博士)
指揮:寺嶋陸也
オーケストラ:アンンブル・フォレ
会場:世田谷パブリックシアター (18:30 開演)
世田谷パブリックシアターに行くのは初めてだが、三軒茶屋のキャロットタワー内にあり、場所はすぐに分かった。「森は生きている」は、こんにゃく座のメイン・レパートリーの一つで、これまでに何度も公演されている。ライブ録音のCDは聴いていたが、前から生の公演に行きたいと思っていた。こんにゃく座は創立50周年を迎えるということで、その記念公演の第一弾が今回の「森は生きている」であり、ようやく行くことにしたのだ。
オペラ「森は生きている」は、サムイル・マルシャークの原作に基づく、2時間20分に及ぶ大作だが、聴きやすく親しみやすいメロディーばかりで実に楽しいのである。CDで聴いてもそうだったのだが、生で観るとその楽しさが何倍にもなる。
ピアノの前奏に導かれた、12の月の精による「森は生きている」の合唱で幕が開き、物語の世界に入っていく。ストーリーは、我儘で世間知らずの女王による、今日は大晦日なのに4月に咲くマツユキ草がほしいというお触れを聞いて、褒美の金貨目当ての意地の悪い継母から真冬の森に行かされた「むすめ」が、時間を司る12の月の精たちと出会うことで、心のふれあいが出来て、最後はめでたしめでたしというものである。月の精によって、月が一時的に入れ換えられて、1時間だけ4月にすることで、「むすめ」はマツユキ草を手に入れることが出来たのだ。女王も「馬鹿なおふれを出したものだ」と反省し、これからは自然のあるままにしようということになるのである。最後再び全員による「森は生きている」の合唱で幕を閉じる。
出演する歌手は12人、オーケストラは11人で、あくまでも少人数のオペラを志向しているのだ。ワーグナーやヴェルディのようなオペラを想像してはいけない。登場人物も一人一役ならもっと必要だが、あえて12人でこなすように元々書かれているのだ。
独立して有名になった歌である「十二月の歌」や、最初と最後に歌う「森は生きている」など、初めて生で聴けたのも良かった。
「森は生きている」は観てよし聴いてよし、本当に楽しいオペラだ。このあと、しばらく東京で公演し、関市、大野城市、広島市と続くとのことである。もう1回くらい行きたい気分である。
ログインしてコメントを確認・投稿する