昨日は雨だったが、今日は晴天だ。そこで、買物ついでに自宅の付近を散歩した。現住所に28年間も住んでいながら、今さら「発見」したものもあり、こういうのは遠出をしないことによる副産物かもしれない。
多摩川の方に向けて歩く。住宅地の中に何やらあるなと思って近づくと、馬頭観音である。この馬頭観音の横を通る細い道は、「筏道」というのだそうだ。青梅や五日市から六郷へ多摩川で筏流しをして下っていった帰りに通る道で、このような名前が付いているのだという。このようなものがあるとは、全く知らなかった。
(筏道沿いの馬頭観音)
そのまま多摩川に出て、川沿いの道を歩く。休日はジョギングやサイクリングを楽しむ人も多いが、今日もそれなりに人はいた。「多摩川緑地中野島河川敷」と書かれた、ベンチも置いてある少し広い場所があるが、このすぐ横に鬱蒼とした森があるとは今まで気付かなかった。森の中に入ると涼しい。すぐ横に川が流れているとは思えない風景だ。
(中野島河川敷近くの森)
少し戻るように多摩川沿いを歩く。河口から25kmであることを示す文字が見える。一度、多摩川沿いに河口からずっと歩いてみようと思っているが、いまだに実行したことがない。
(河口から25km付近の多摩川)
さらに歩くと、「中野島の渡し」と書かれた碑が見える。明治18年に、対岸の下布田、国領、上給と中野島の四村で開設した渡しで、野菜や梨や桃を東京に運ぶルートとなっていたという。このようなものがあるとは、これも全く知らなかった。この渡しは昭和初期に廃止されたそうだが、対岸の東京都に渡るには、登戸からは小田急線や多摩水道橋、稲田堤からは京王線があるが、中野島からは橋も鉄道もないのだ。
(中野島の渡しの碑)
稲田堤付近まで歩いていくと、二ケ領上河原堰だ。二ケ領用水の取水口である。ちなみに、この場所は40年以上も前の「仮面ライダー」でも時々登場している。当時の映像を見ても、撮影地はここだとすぐに分かるのである。
(二ケ領上河原堰)
このまま、稲田堤駅に向けて歩き、さらに住宅地の中を歩いて、途中スーパーマーケットに寄って買物をして自宅に帰った。自宅から徒歩圏内の、健康的な散策である。
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