今日は残業などせずに早々に退社し、川崎から初台に急いだ。カレン・シャーガルジャン/秋場敬浩デュオリサイタルを聴きに行くためである。
今日のプログラムは次のとおりである。
・ショア:海の風景 第2番「孤独な航海」
・ショア:海の風景 第3番「迫りくる嵐」
・ショア:ハヤブサの飛翔
・シューマン:ヴァイオリンソナタ第2番 ニ短調
・コミタス:鶴
・バグダサリャン:ノクターン イ長調
・ババジャニャン:ヴァイオリンソナタ 変ロ短調
カレン・シャーガルジャン(ヴァイオリン)/秋場敬浩(ピアノ)
会場:東京オペラシティ・リサイタルホール (19:00開演)
シューマンのソナタとバグダサリャンのノクターン以外はおそらく初めて聴く曲である。アレクセイ.ショアはそもそも聴いたことある作品すらなく、全く初めてである。数学者でもあるらしいが、それから想像されるような厳格な(?)音楽ではなく、聴いていて心地よい音楽であった。
シャーガルジャンさんのヴァイオリンは豊かに響いて、秋場さんのピアノとの息も合っていた。
シューマンのソナタはCDは持っているが頻繁には聴いていない。今日改めて生で聴くことによって、なかなか劇的な作品であることを再認識した。今回のプログラムの中では唯一の(?)メジャー作曲家の作品だが、じっくりと聴いて改めて良さが分かるような演奏であった。
後半はアルメニアの作曲家の作品である。三者三様でなかなか面白い。ドラマチックなコミタスの「鶴」、しみじみと歌うバグダサリャンの「ノクターン」と来て、最後はババジャニャン。大衆歌謡曲作曲家としてのババジャニャンのイメージでいると、これが違って、シリアスで重く暗い雰囲気さえ感じるソナタである。いろいろな要素が複雑に絡み合いながら、全体として統一されているような感じで、なんだかすごい曲を聴いたという印象である。
アンコールはコミタスの「ララバイ」と「ショガル・ジャン」、さらに最後はハチャトゥリャンの「剣の舞」で盛り上がってしめた。
客席にはアルメニアの方と思われる人も結構いた。今日の演奏会はアルメニアと日本の友好のためにもなっているのである。アルメニアについては、まだ十分に知っているとはいえないが、少なくとも私は音楽をいくつか知っているといえるかもしれない。
今夜も素敵な演奏会で、夜のひと時を過ごすことができた。
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