先日購入した3枚組のCD。
●ルイス・モロー・ゴットシャルク (アメリカ、1829-1869)
[1]
・交響曲第1番「熱帯の夜」
・バンジョー
・死せる詩人
・プエルトリコの思い出
・バナナの木
・クリオーリョのバラード
・バンブーラ
・乙女の恥じらい
・最後の希望
・私といっしょに
・風刺
・サバンナ
・トーナメント・ギャロップ
モーリス・アブラヴァネル指揮ユタ交響楽団
ユージン・リスト(ピアノ)、リード・ニブリー(ピアノ)
[2]
・交響曲第2番「モンテビデオ」
・大タランテラ
・荘厳な行進曲
・ポルトガル王ルイ1世讃歌による変奏曲
・キューバの田園風景
・勝利の行進曲とオペラのフィナーレ
イーゴリ・ブケトフ指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団
モーリス・アブラヴァネル指揮ユタ交響楽団
サミュエル・アドラー指揮ベルリン交響楽団
ユージン・リスト(ピアノ)、リード・ニブリー(ピアノ)
T.パニアグア(ソプラノ)、J.A.エステベス(テノール)、P.ガルシア(バリトン)
[3]
・ブラジル国歌による勝利の大幻想曲
・ホタ・アラゴネーサ
・アンダルシアの思い出
・ガリーナ
・オルファ
・夜の行進曲
・春の愛
・光輝く
・答えて
・トレモロ
・きらめき
・彼女の瞳
・ユニオン
サミュエル・アドラー指揮ベルリン交響楽団
ユージン・リスト(ピアノ)、キャリー・ルイス(ピアノ)、ヨゼフ・ワーナー(ピアノ)
(録音年不詳、Musical Concepts)
ゴットシャルク(ガッチョーク)の作品はこのCDで初めて聴いたが、楽しめる3枚である。ゴットシャルクはヴィルトーゾ・ピアニストとして活躍し、パリではショパンからも称賛されて、アメリカに帰国。その後中南米やスペインを転々として、ラテン音楽や黒人音楽に接し、最後はブラジルで生涯を閉じた。このような経歴からも想像出来るように、作品は南国的色彩の濃い音楽が多い。
「熱帯の夜」は題名のとおりで、まさに南国ムードの音楽。2楽章からなる。1枚目は「熱帯の夜」以外はピアノソロ曲、3枚目は1曲目以外は4手ピアノ曲を集めているが、どれも聴いていて楽しい。管弦楽作品(ピアノや声楽を伴うものもあり)を収めた2枚目も、同じ雰囲気だ。同時代のヨーロッパの作曲家の作品とは別種の音楽のようであるが、ピアノ作品はどこかショパン的雰囲気も感じられる。分かりやすいメロディーに、雰囲気十分の音楽で、聴いていて楽しい。「モンテビデオ」や「ユニオン」には「ヤンキー・ドゥードゥル(アルプス一万尺)」のメロディーまで出てくる。ゴットシャルクの音楽は、ラグタイムやジャズの起源とも言われているらしい。
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