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2013年08月27日23:02

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【散策】 青梅 昭和レトロ散策

秋の気配も少し感じるようになった8月下旬、昨晩の大雨も上がり今朝は爽やかな晴天であり、仕事も休みなので、ぶらりと出かけることにした。自宅最寄駅の中野島から立川に出ると、久しぶりに青梅線に乗りたくなった。青梅あたりを久しぶりに散策するのもよい。

立川9:15発の青梅行きに乗車する。すでに通勤ラッシュの時間帯は過ぎているし、そもそも都心方向とは逆だが、10両編成の電車は意外と乗車率がよい。青梅線でもドアを乗客がボタンを押して開閉するようになっていた。車内の温度を快適に保つ策である。駅毎に少しずつ客が降りて行き、立川からちょうど30分で青梅だ。東青梅から先は単線になっている。青梅では後続の奥多摩行きを待つ客がホームに多い。青梅線の沿線は今日は絶好のハイキング日和だ。私は青梅駅で降りることにする。

青梅は「昭和レトロ」を売りにしている町だけに、駅もどこか「昭和」の雰囲気がある。旧青梅街道に出ると、昭和時代の映画の看板や、それを真似た店の看板など、町全体が「昭和レトロ」で、いっきに昭和時代にタイムスリップしてしまう。少し歩くと、まさに「昭和」を楽しむ三館があるのだが、開館の10:00まで若干の時間があるので、まずは住吉神社にお詣りすることにする。住吉神社前のバス停も「昭和風」だ。住吉神社は旧青梅村の総鎮守で、上筒男命、中筒男命、底筒男命、神功皇后を祀っている。拝殿の天井に描かれた竜雲図が市有形文化財に指定されているらしいが、外からは見ることが出来なかった。

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(青梅駅)

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(住吉神社拝殿)

階段を下りて先ほどの「三館」の場所に戻る。まずは赤塚不二夫会館だ。ここで三館共通券を700円で買う。別々に買うより200円お得だ。赤塚不二夫については説明は不要だろう。昭和を代表する漫画家の一人で、「おそ松くん」、「ひみつのアッコちゃん」、「もーれつア太郎」、そして「天才バカボン」と言った代表作の世界が、心行くまで堪能できるのである。館の前にもバカボンのパパが、「これでいいのだ」とばかりに、逆立ちして迎えてくれる。赤塚氏の作品自体が「昭和」そのものなのだということに、今さらながら気付かされる。展示の漫画なども読み耽ってしまった。「ああ、これ読んだことある!」と、かすかな記憶が蘇るものもある。館内にはアニメ化された際の主題歌がずっと流れており、館内に他にお客がいないのを幸い(?)、つい合わせて歌ってしまう。これでいいのだ。

続いては、隣りにある昭和レトロ商品博物館へ行く。こちらは先客がいた。おそらく私と同年代の女性グループ、要するにオバサン集団で、ちょっと賑やかである。名前の通り、昭和時代の日用品、玩具、文房具、菓子、薬、煙草や広告などを展示してあるもので、実際に子供の頃に家にあったようなものばかりである。あまりの懐かしさに、見ているだけで時間が立つのを忘れそうだ。この館は元は家具屋だったらしい。木造の建物からして「昭和レトロ」である。パソコンもスマホもない時代だが、古き良き時代というのを感じる。さらに靴を脱いで2階の畳の部屋に上がると、「小泉八雲「雪おんな」を生んだ青梅風土展」がある。「雪おんな」の舞台は実は青梅だったらしい。青梅に伝わる伝説をもとに書かれたものだという。これは今回初めて知った。

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(赤塚不二夫会館と昭和レトロ商品博物館)

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(これでいいのだ)

昭和レトロ商品博物館を出て道路を渡って少し行くと、昭和幻燈館だ。一見普通の小さな食料品店のようだが、奥に幻燈館があるのである。ここは、映画館の看板絵師だった久保板観の描いた看板、ジオラマ製作者の山本高樹による昭和風景の精巧なジオラマ、人形製作者の大滝博子による昭和の家族の人形が展示されている。やはり個人的趣味としてジオラマに一番惹かれてしまった。細部まで精巧に作られていて、素晴らしいものである。幻燈館では珈琲も飲めるようになっているので、1杯飲んでいく。三館共通券を持っていれば100円で飲める。

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(昭和幻燈館)

すっかり昭和にタイムスリップしたあとは、再び旧青梅街道を少し戻り、青梅鉄道公園へ向かう。青梅に来たならここを訪れない訳には行かない。少し登った丘の上にある。青梅鉄道公園に来るのも小学校以来だ。約40年ぶりだろう。中に入ると、ちょうど模型車両の運転が始まる時刻だったので、眺めていく。走る車両はE5系新幹線から昭和の車両まで色々だが、普通はこういう場所では模型といえども実物通りの編成にして走らせるところだが、短縮した編成で雰囲気を味わおうという、ここも昭和時代風の(?)おおらかさがある。外には、青梅線に走っていたクモハ40やED16の他、D51、C11、E10や明治時代の蒸気機関車などの実物が展示されている。階段を下りると昭和時代を代表する新幹線0系の先頭車が展示されている広場だ。小学校はまだ夏休みなので小学生も多かったが、ミニSL「弁慶号」は故障中のため運転しないなど、ちょっとがっかりしたかもしれない。昭和37年に出来た鉄道公園であり、大宮の近代的な鉄道博物館とは一味違う、これまた昭和風な鉄道公園なのである。

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(青梅鉄道公園)

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(ED16)

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(クモハ40)

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(新幹線0系)

鉄道公園を出て青梅駅前に戻ると、すでに正午をかなり過ぎていた。ここで食事をしようと思うが、意外と青梅駅周辺には飲食店が少ない。あっても閉まっていたりするが、駅前の一角にこれまたレトロな蕎麦屋「鶴家」を見つけ、ここで豪勢に(?)カツ丼を食べる。今も普通に営業している店なのだが、どうもここにいるとなんでも昭和風に見えてしまう。

昭和レトロ散策もこのぐらいにして、折角青梅まで来たのだから多摩川の方に行ってみる。途中で青梅市立美術館があったので入ってみようと思ったら、「臨時休業」の札がかかっていた。仕方ないので、そのまま素通りして鮎美橋で多摩川を渡る。上空にはヘリコプターが旋回しており、近くの簡保保養センター前に消防車が停まっている。川の様子もどこか変だ。もしかしたら事故があったのかもしれないが詳しくは分からない。野次馬的になるのは避けて、ちょっと青梅市郷土博物館に入ってみることにする。無料だが、中身は結構充実していた。常設展示は青梅から出土した石器や土器類や、昔の生活道具などがあり、こちらは昭和どころではない。終戦4日前に青梅に墜落したという戦闘機もエンジンまで展示してある。また、企画展は「青梅のスポーツ」と題する展示をしてあり、代表的なものは青梅マラソンだ。なるほど、ここは有名なマラソンの開催地でもあるのだ。

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(鮎美橋から多摩川を眺める)

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(青梅市立郷土博物館)

再び青梅駅に戻り、青梅線と南武線を乗り継いで帰宅した。
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