mixiユーザー(id:12784286)

2013年01月26日22:12

48 view

【音楽】 ステーンハンマル友の会ニューイヤーコンサート

「ステーンハンマル友の会」のニューイヤーコンサートに行ってきた。すでに1月も下旬だが、個人的には今年最初に行くコンサートなので、「ニューイヤーコンサート」で正しい。会場は、東府中の「ミュージックサロン・サングレース」である。

【出演】
 ヴァイオリン:荒井絵梨
 ピアノ:和田記代
 ニッケルハルパ:緒方奈々+ギターの男性(「ユード・オ・リール」)

【プログラム】
・エルガー:愛の挨拶 (荒井/和田)
・スウェーデン民俗音楽 (ユード・オ・リール)
・アウリン:4つの水彩画 (荒井/和田)
・ヘス:ラヴェンダーの咲く庭で (荒井/和田)
・パガニーニ:カンタービレ (荒井/和田)
・カルコフ:バッラータ (和田)
・ステーンハンマル:即興曲変ト長調 (和田)
・ショパン:エチュード第3番、第7番、第12番 (和田)
・ラヴェル:オンディーヌ (和田)
・ステーンハンマル:2つのセンチメンタルロマンス (荒井/和田)


今回は出演者も人数控え目なニューイヤーコンサートとなったが、会場にはすでに顔なじみの人も多く、アットホームなコンサートである。

エルガーの「愛の挨拶」で軽やかに始まったあと、特別ゲストの登場だ。北欧民俗音楽を演奏するグループ「ユード・オ・リール」を主宰する緒方奈々さんと男性(名前の紹介がなかったような...)だ。緒方さんが持っているのはニッケルハルパというスウェーデンの民俗楽器で、ヴァイオリンのように弦を弓でこすって音を出すが、音程は鍵盤で変えるようになっている。弦は12本あるが、弾くのは4本のみで、あとの8本は共鳴用だという。初めて見る楽器で、もちろん音を聴くのも初めてだが、柔らかく心地よい音がする楽器である。

ギターの伴奏に合わせて、スウェーデン民俗音楽を何曲か聴かせてくれた。1曲目(曲名は失念)は、まるで日本の「早春賦」のような旋律が出てくるが、もちろんスウェーデンの音楽である。このあたりも、スウェーデンの音楽が日本人の耳に馴染みやすい(と勝手に思っている)理由だろうか。いわゆる「クラシック」ばかりではなく、こういう音楽もいいものである。CDでも買ってもう少し聴いてみたいとも思った。

続いてアウリンの名曲「4つの水彩画」を聴く。これもいい曲だなと思う。4曲目の「ポルスカ」はスウェーデンの民俗音楽に基づくもので、前の演目とつながっている訳だ。そう思って聴くと、なんだかスウェーデンの情景が浮かぶような気がした。

ヘスの「ラヴェンダーの咲く庭で」は初めて聴く曲のはずなのに、どこかで聴いたことがあるような気がする不思議な感覚がした。(もしかしたら聴いたことがあるのかも。元は映画音楽らしいが、その映画も見たことないのだが。)

北欧から南欧イタリアに飛んでパガニーニのあとは、カルコフの作品。実は今週の日曜日に亡くなったばかりだという。突然の訃報に和田さんも大変衝撃を受け、それだけに今回のカルコフ氏の作品は、特別の思いがこもった演奏であった(ように思う)。実はカルコフの「バッラータ」も初めて聴く曲である。カルコフが生まれた1927年というのはステンハンマルが亡くなった年でもあり、それも何か因縁めいた特別の感情を持たせることになったのかもしれない。

さて、いよいよステーンハンマルの曲の登場である。即興曲だ。これは好きな曲である。生で聴く機会は少ない作品だけに、集中して聴き入り、短い曲ながらたっぷりと楽しめた気がする。きれいな曲だなあと思う。

そのあとは、ショパンの有名曲を3曲。エチュードといいながら、単なる指の練習ではなく、音楽的にどうやって表現させるかの練習曲であり、コンサートで聴くに堪える作品なのである。3番は「別れの曲」、12番は「革命」という愛称で親しまれているが、これはもちろんショパンが付けたものではない。「ショパンは作品に愛称名をつけるのが大嫌いでした」との和田さんの解説を受けて聴いたせいか、「別れの曲」も「革命」も新鮮に聞こえた(気がする)。

続いてラヴェルの作品。「夜のガスパール」の1曲目で、「水の精(オンディーヌ)」である。こちらは、詩からイメージして作られた曲で、まさにその通りに聞こえる展開の曲である。その辺はラヴェルの得意とするところであろう。演奏する側に取っては難しい曲なんだろうけど。

締めは当然ステーンハンマルの作品。今日の会場の客のほとんどがおそらくお馴染みの「2つのセンチメンタルロマンス」である。これは何度聴いても良い曲だ。特に2曲目が大好きである。

アットホームな雰囲気のこのニューイヤーコンサートは、よほどのことがない限り毎年行くだろう。6月の音楽祭も楽しみだ。


終演後はティータイムで、演奏者と語り合い、結局最後まで会場に残ったのはいつもの「濃いメンバー」となった。

このあと、1人だけ会場に残り、密かにピアノと歌の練習をしていった人がいたらしいが、さて?
4 10

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2013年01月>
日 月 火 水 木 金 土
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031