ステーンハンマル友の会主催による音楽祭が終了した。
1週間にわたり演奏会が行われたが、聴きに行ったのは9日(土)、10日(日)の2回だけだ。本当は毎回行きたかったが、会社勤めの身では平日に行くのは難しい。せめて会場が都心に近いところなら何とかなるのだが、府中はやや遠い。
今日は雨天だったので、音楽祭の余韻で「北欧の風音楽祭アフター特別コンサート」と勝手に名付けて、自宅で北欧作曲家の室内楽のCDを聴いた。(タイトルで、どこかでコンサートが開かれたと思った方、すいません。)
北欧音楽が好きと言っても、まだまだ知らない曲が多すぎる。しかも普段は交響曲などのオーケストラ作品に寄りがちで、室内楽は正直言って、あまり聴いているとは言い難い。
それでも、いくつかCDは持っているので、その中から何枚か選んでじっくりと聴こうと思ったのである。久しぶりに聴いたCDもある。
今日の「プログラム」は次のとおり。
・J.スヴェンセン:弦楽四重奏曲
・J.スヴェンセン:弦楽八重奏曲
(コントラ四重奏団、他/BIS)
初めて聴いた時はあまりピンと来なかったが、じっくり聴くとこれはなかなかいい曲である。特に弦楽八重奏曲は、8人もの弦楽奏者で奏でられるため、シンフォニックな厚みを持って聞こえるところもある。
・E,シェーグレン:ヴァイオリンソナタ第2番
・E.シェーグレン:2つの抒情的小品
・E.シェーグレン:ヴァイオリンとピアノのための詩曲
・E.シェーグレン:ヴァイオリンソナタ第1番
(P.エノクソン(Vn)、K.ストット(Pf)/BIS)
さすがに歌曲作曲家シェーグレンの作品だ。「歌」のある曲ばかり。
・J.フェーンストレム:弦楽四重奏曲第4番
・J.フェーンストレム:弦楽四重奏曲第6番
・J.フェーンストレム:弦楽四重奏曲第7番
・J.フェーンストレム:弦楽四重奏曲第8番
(リュセル四重奏団/Daphne)
フェーンストレムの作品は、聴いていて「面白い」曲が多い。このカルテットもそうだ。ジャケットに「絃樂」と漢字で書いてあるのは、フェーンストレムが中国生まれであることに因むものだろうが、これらの曲が中国っぽい訳ではない。
・F.ベルヴァルド:ピアノ五重奏曲第1番
・F.ベルヴァルド:ピアノとヴァイオリンの二重奏曲
・F.ベルヴァルド:ピアノ三重奏曲第4番
(S.トムス(Pf)、ゴーディエ・アンサンブル/hyperion)
「生前に君のピアノ五重奏曲が理解されることはないだろう」と言われたらしいが、別に難解な曲でもなんでもなく、むしろ肩肘張らずにすっと聴ける曲で、心地よい音楽だ。
・H.ベアセン:ヴァイオリンソナタ
・L.グラス:ヴァイオリンソナタ
・F.ヘンリクス:ヴァイオリンとピアノのためのマズルカ/子守唄
(A.バルク=メラー(Vn)、C.ビェルケ(Pf)/DACAPO)
「ロマンティック・ヴァイオリンソナタ集」と書かれているように、まさにデンマークのロマンティックなヴァイオリン曲を堪能できる。華麗なピアノと歌うヴァイオリンの二重奏による珠玉の名曲たちだ。
・W.ステンハンマル:弦楽四重奏曲第5番
・W.ステンハンマル:弦楽四重奏曲第6番
(オスロ四重奏団/cpo)
これはスウェーデン作曲家の室内楽作品の中でも名曲中の名曲だと思う。名曲の名演、文句なし。
まだまだ奥が深い北欧の室内楽である。もっといろいろと聴いてみたい。
ログインしてコメントを確認・投稿する