八王子フィルハーモニー管弦楽団の定演を聴きに行ってきた。
今日のプログラムは次のとおり。
・シベリウス:交響詩「フィンランディア」
・シベリウス:ヴァイオリン協奏曲
・シベリウス:交響曲第5番
指揮:大浦智弘
ヴァイオリン:荒川以津美
(会場:オリンパスホール八王子)
オール・シベリウス・プログラムで、北欧音楽好きとしては聴きたい演目であるが、実は八王子フィルを聴きに行くのは初めてで、これまで何の接点もなかった。聴きに行くことになったのは、ソロを弾く荒川以津美さんから招待があったからである。荒川さんは読響の団員で、室内楽やソロなどでも活躍しているが、しばしば私に案内をくれるのは、小・中学校の同級生だからである。(ということで以下、昔からの愛称名の「アララ」を使用する。)
オリンパスホールは出来たばかりの新しいホールで、もちろん初めてだ。八王子駅南口再開発の一環として出来たホールだ。
定刻より少し遅れて開始。まずは「フィンランディア」。シベリウスといえばこの曲、という定番中の定番で、(ちょっとハラハラなところもあったけど)、難なくまとまったという感じの演奏だった。
このあとがヴァイオリン協奏曲。これはすごい! 圧巻だった。いや、招待券をもらったから言うのではなく、本当に素晴らしかった。冒頭のソロからスッと引き込まれてしまい、鳥肌が立つような演奏で、シベリウスの世界に完全に浸れたのである。
オケはちょっと控え目で、アララが主役という感じであったが、もともとそういう曲なのだ。ヴァイオリンの名手でもあったシベリウスが作った曲だけに、その美しい曲とは裏腹に、演奏する方にとっては超難曲であるはずだ。それだけに良い演奏に出会えたら感動なのだが、今日のはまさにそうだった。
アララから「楽しく弾けたらいいと思います♪」なんてのんきな(?)メールが事前に来たけど、確かに楽しく弾いていたようには思う。
だてに、一升瓶を抱えて扇子を振っている訳ではない(笑)。(*)
休憩のあとは交響曲第5番だ。なぜか休憩前より空席が増えたようだ。「アララの演奏だけ聴けばいい。(並の)アマオケの演奏はいい」ということ? 折角だから最後まで聴こうよ。
シベリウス5番は、最初聴いた時はなんとなく分かりにくい感じがしたけれど、聴けば聴くほど良さが分かる曲で、今は大好きな曲の1つである。特に最終楽章が好きで、今日も楽しませてもらった。あの独特の終わり方(?)で、拍手をするタイミングを間違える人がいるらしいが、今日はそんなことはなかった。
アンコールはやはりシベリウスで「アンダンテ・フェスティーボ」だった。
八王子フィルは初めてだが、楽団員の年齢層が高そうに見えた。特別に上手いかというほどではないかもしれないが、きちんとまとまっており、何よりも市民オケとして楽しんでいるのが良いと思う。
また機会があったら聴きに行くかもしれない。
(*)この行が意味不明の方は、「読響ブックレット2012」の32ページ参照。
http://yomikyo.or.jp/pdf/yomikyo_booklet2012-13.pdf
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