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2011年06月04日00:29

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【散策】 小金牧・佐倉牧 数巡り(その2)

梅雨の晴れ間の金曜日、今日はたまたま休みの日なので、先日4月24日(日)に実施した「小金牧・佐倉牧数巡り」の続きを実行することにした。前回は、初富、二和、三咲、豊四季、五香、六実までを巡ったので、今回は7番目からである。6番目までは鉄道の駅を巡ることで容易に辿ることが出来たが、このあとは鉄道駅から離れたところが多く、少し手間がかかりそうだ。

京成上野から7:25発、成田空港行きの通勤特急に乗車する。京成の通勤特急に乗るのはおそらく初めてだ。平日に京成に乗る機会がほとんどないからだろう。上野を出る時はガラガラだったが、日暮里からたくさん乗ってきた。通勤ラッシュとは逆の方向ではあるが、始発の上野から乗って正解である。スカイライナーは京成成田を経由しないので使わない。通勤特急はもちろん本線経由である。通勤特急は勝田台までは特急停車駅で、以降は各駅に停車する。

京成成田で下車して、とりあえず東口のバス乗り場へ向かう。今回はバスが欠かせないにも関わらず、現地に行けばなんとかなるだろうと、路線や時刻を事前に調べていない。最初の目的地の七栄は富里市の中心付近だが、その方面に行くと思われるバス路線が確認出来た。時刻表を見ると9:00ちょうど発の両国行きの千葉交通バスがある。15分ほどの待ち時間である。学生が多いので混雑するかと思ったが、このバスの前に学生専用バスが出るのであった。「このバスは学生専用バスなので一般の方は乗車出来ません」と言われ、「東京動物専門学校」と表示したバスが発車すると、乗り場には数人が残った。両国行きのバスはその直後にやってきた。「両国行き」となっているが、「両国」というバス停は無い。「両国ナントカ」というバス停がいくつかあり、終点は「南小学校」だが、地元の人しか乗りそうにないバスだし、混乱はしないのだろう。

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(千葉交通バス「両国行き」 (京成成田駅))

【七栄】
定刻に京成成田駅東口を発車すると、間もなく田んぼや畑の広がるのどかな田園風景となる。家もだんだん少なくなってきて、どんなところに行くのだろうと思っていると、「ユアエルム7Aスクエア」のあたりで突然開けてきた。賑やかな商店街だ。実はこのあたりが富里市の中心で、鉄道駅のない市だから、鉄道駅と市街地の場所は関係ないのである。次の「七栄四ツ角」で下車する。運賃は京成成田から320円だ。七栄は富里市の中心に近く、また車も頻繁に通る。トラックが多く物流の大街道のようだが、成田空港が近いのだから納得だ。まだ10:00前で店は開いていないところが多いが、明治の開墾で7番目に拓かれたこの場所は、鉄道とは関係なく発展したということだろう。

少し周辺を歩くと、ややメルヘンチックなアパート群があったり、農耕の土地らしく稲荷神社があったり、先ほどバスで通った「ユアエルム7Aスクエア」という商店群があったりと、それなりに周囲を眺めたあとは、次の目的地の八街へ向かうことにする。最初は成田駅まで戻ってJRで行くつもりだったが、この七栄四ツ角から八街駅行きのバスがあることを発見し、次のバスも10:18発とちょうどよいので、バスで行くことにした。まるでこちらの都合に合わせてくれたような、お誂え向きのバスだ。

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(七栄四ツ角バス停)

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(七栄交差点から)

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(ユアエルム7Aスクエア)

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(七栄稲荷神社)

【八街】
八街駅行きのバスは京成成田駅始発の千葉交通バスだが、先ほど成田駅では存在に気が付かなかった。ほぼ定刻通りにやってきたので、乗って八街駅を目指す。七栄四ツ角を過ぎるとすぐに田園風景に戻ってしまったが、八街市内に入って少し行くと、また急に賑やかな商店街が現れる。駅にはまだ少し距離があるはずだが、八街も市街地の中心は駅とは離れているということなのだろうか。地名は「八街は」を過ぎて「文違(ひじかい)」の辺りである。ジャスコなどの大型店もある。「八街ほ」に入ると市役所の前を過ぎて、八街駅前に到着したが、駅前がさびしい何もない場所なのに驚いた。

実は駅前がさびしいのは北口で、駅の向こう側の南口に行くと、そうではないことが分かったが、古くからあるような商店が街道沿いにあるものの、シャッターをおろしたままの商店も多く、文違のジャスコあたりに客を取られてしまっているのか、地方都市でよく見かける光景のように見える。八街といえば落花生で有名で、八街駅前にも「落花生の郷やちまた」の文字が見える。折角来たので、「ぼっち」という店で落花生を一袋買った。

ところで、八街は「八街い」、「八街ろ」、「八街は」、「八街に」、「八街ほ」、「八街へ」と、いろはの地名が付いている。明治の開墾地を順番に巡るという主旨からすれば、いろはも順番に回れば完璧なのだろうが、そこは省略して、今回は八街駅周辺の「八街ほ」だけに留めることにしよう。

次の目的地はまた少し遠い。香取市九美上(くみあげ)である。まずは佐原までJRで行くことにしよう。八街発11:26の千葉行き普通電車で佐倉まで行き、成田線に乗り換える。佐倉では接続よく成田線銚子行きに乗り換えられた。行き当たりばったりの割には、電車やバスの時刻がうまくつながっている。これも日頃の行いが良いからだろう。駅間距離も長く周囲は田んぼばかりの中を走って佐原で下車した。

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(八街駅)

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(八街駅周辺商店街)

【九美上】
次の目的地は佐原駅から遠い。当然バスが無いとつらいが、果たしてあるのだろうか。七栄は地図で場所を確認した時に、「成田駅から富里市に向かうバスが無い訳がない」と楽観的に考えていたが、九美上はどうだろうか。駅の改札口を出ると、駅前に「多古行き」と表示されたJRバス関東の小型バスが停まっていた。早速時刻表を見てみると、12:40発と5分後の発車で、途中「九美上」を通ることも確認出来た。あまりに運が良すぎる。1日6本しかない路線で、これを逃すと次は16:20まで無いので、これに乗るしかないだろう。佐原駅前で昼食という目論見は外れたが、もちろん移動を優先する。九美上にも食事の出来る店があるかもしれない。

多古行きのバスは、かなり古いバスでノスタルジックな雰囲気さえ漂う。なんだか、すごく田舎に来てしまったような気分だ。6人ほどの乗客を乗せて出発した。佐原には以前も来たことがあり、諏訪神社や忠敬橋など前に歩いたところだが、市街地を抜けると、いよいよ田舎の道を進んでいく感じである。途中、県立佐原病院では、一旦道を離れて病院敷地内のバス乗り場に寄るが乗降客はなかった。初めての下車客は大根で1人だった。少しして目的の九美上に着いた。意外なことに自分以外に2人ほど降りた。

九美上バス停付近は、予想していたとは言えやはり何もない。正確には駐在所がありコンビニがあるが、食事をするような場所は見当たらない。LPガスの会社や自動車整備工場もあるが、これは九美上の隣りの大根になる。まずは帰りのバスの時刻を調べるのが先だが、佐原駅行きの乗り場は少し離れたところにあって最初は分からなかった。バスは約30分後の13;27発があるようだ。これを逃すと17:07まで無いのだから、やはり今日は乗り物の時刻に関しては運が良い。しばらく周囲を適当に歩いていると、ほどなく佐原行きのバスの時刻となった。帰りのバスは冷房も入った新し目の大型車両で良かった。来た道を戻るが、佐原市街地のところは一方通行のため、違うルートを通っていく。諏訪神社前は経由せず、市街地の真ん中を通っていく。

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(JRバス関東「多古行き」 (佐原駅))

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(九美上バス停)

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(九美上の風景)

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(九美上の商店街(?))

佐原駅前の食堂で遅めの昼食を取る。そのあとコーヒーも飲んですっかり寛いでしまい、数巡りの旅も今日はここまでとした。次の10番目、十倉も富里市内にあってやはり鉄道だけでは行けない場所だ。食事のあとは、佐原駅前で適当に時間をつぶして、佐原発15:12の千葉行きに乗って帰ることにする。成田からは京成の特急に乗り換えて上野まで帰った。

残りは、十倉(富里市)、十余一(白井市)、十余二(柏市)、十余三(成田市)だ。次回はいつになることだろう。
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