今日は久しぶりに、NHK交響楽団の演奏会に行った。
プログラムは次のとおりである。
・フランツ・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」
指揮:ファビオ・ルイージ
ヨハネ (テノール) :ミヒャエル・ラウレンツ
神の声 (バス) :ダーヴィト・シュテフェンス
ソプラノ:迫田美帆/メゾ・ソプラノ:藤井麻美
テノール:伊藤達人/バス:加藤宏隆
オルガン:新山恵理/合唱:新国立劇場合唱団
会場:NHKホール (14:00 開演)
途中休憩なし、1曲のみのプログラムである。フランツ・シュミットの晩年の超大作が聴ける貴重な機会なので、行くことにした。
この作品は「ヨハネ黙示録」を題材にした演奏時間1時間50分のオラトリオである。プロローグ、第一部、第二部から成り、プロローグのあと、第一部では第1から第6の封印が解かれ、戦争、飢餓、疫病、天災といったものが広がって、世界の終わりを迎えるのである。第二部で第7の封印が解かれ、地上に次々と災いが起きるが、最後の審判で転換が訪れ、神の救いが得られる、というような内容である。キリスト教自体には興味はないので、細かいところは不正確だと思うが、大体こんな感じだろう。
オーケストラにオルガン、合唱にソロ歌手6人と大編成である。ヨハネ役のテノールが「進行役」のようになって展開していく。よく響く朗々とした歌唱であった。第一部と第二部の冒頭ではオルガンによる長めの独奏があり、おそらくそのあとに続くストーリーを表しているのだろう。「神の声」はステージ上ではなく、上部のオルガンの横で歌っており、これも効果的かもしれない。2時間近い演奏時間も退屈することなく、最後までじっくりと浸ることが出来た。最後は「神の声」のあと「ハレルヤ」合唱が続き、ヨハネが締める。
指揮者のルイージも、「20世紀で最も重要なオラトリオ」と言っていて、それだけに相当力を入れていたと思う。実に素晴らしい演奏であったと思う。
会場を出ると青空であった。ここのところ雨かどんよりした曇り空がずっと続いていたが、演奏会終了後に久しぶりに太陽が姿を見せた。なんだかうまく出来過ぎている。
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