5/10
リース・フレイク=ウォーターフィールド監督・脚本
リチャード・ブレイク ジャック・アート・グレイ
ロバート・イングランド キャメロン・ベル
ジェシカ・バルマー
ピーター・デソウザ=フェイオニー
マイア・ブラウン
『プー あくまのくまさん』『プー2 あくまのくまさんとじゃあくななかまたち』を、つまらないのは分かっていたのに観て、大いに後悔していたのだが、本作を何も知らずに観始めたら、同じリース・フレイク=ウォーターフィールド監督だった。
どうやら『ピーター・パン/ネバーランド・ナイトメア』『バンビ/子鹿のゾンビ』など、パブリックドメインとなった有名キャラクターを使ったホラーを量産しているらしいのだけれど、リチャード・ブレイクがゼペット爺さんなのを見て、観るのを止めることができようか。いや、できない。
それに加えてロバート・イングランドがクリケット役。いちいち出てくる気の利いた台詞は、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーを彷彿とさせる。この二人だけで映画の格が一気に上がった感じ。
両親を亡くし、さらに親友まで失った孫ジェームズに、優しい(と思われた)
ゼペット爺さんがピノキオを与える。しかしピノキオは騙され、ジェームズを守るため、ジェームズを虐めている(とピノキオが勝手に思っている)人々を殺していく。そして人体のパーツを集め、自分が人間になろうとする。
手塚治虫の『どろろ』でも観たのだろうか。
悪趣味極まりない映画ではあるが、少なくとも『プー あくまのくまさん』よりはましである。もっとも、ハードルが無茶苦茶下がっているのだが。
こうした有名キャラクターのパブリックドメイン化に便乗したホラーは、今や雨後の筍のようにリリースされている。すべてを網羅していたらきりがないし、正直、もっとましな映画を観た方がいい。
ならばいっそ、ウォーターフィールド関連作だけに絞って、彼が映画を撮るたびにどこまで上手くなっていくのかを見守るというのも、毛色の違った映画鑑賞の仕方としてアリなのではなかろうか。
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