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ジェレミー・ワークマン監督
2003年、ロードアイランド州プロビデンスの巨大モール Providence Place
の内部にあった約750平方フィートの使われていない空間を、
Michael Townsendら8人のアーティストが見つけて、壁を作り、
家具を持ち込み、電気まで引いて、2007年まで約4年間こっそり
使っていたという実話。
てっきり「ルーフマン ― 屋根の下の逃亡者 」みたいな悪戯的な
話なのかと思ってみてみたが、全く違った。
まずMichael Townsendはプロビデンスにすむアーティストで、モールのための
整備で、アーティストが集まる建物から追い出されていて、またモール自体も
地元住民よりも郊外から来る購買力のある客を意識した巨大商業施設として映る。
住むところを奪うモールに住むのは、それなりに意味があるプロジェクトで、
しかも、この行為を世間に見せることすら当初想定していない。
現代アートではしばしば作品と同じくらい作家自身の承認欲求が気になるが、
ここではそれが異様なほど希薄だ。
そしてモールに住むプロジェクトと並行して、Michael Townsendは病院や
オクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件、911などの記念事業(Hope Project)で、
仲間達とアートプロジェクトをおこない、アートで人と人とをつなげる試みをしている。
現代アートに自分が違和感を感じるのは、創作物の値段や投機、承認欲求
が作品自体よりも前に気になっていたので、Michael Townsendのみられなくても
良かったり、基本ボランティアであったりする創作行為というのは人生と
芸術がより深いところで関わっていて感動した。
Instagramのフォロワーが少ないことでMichael Townsendは美術館から
仕事をもらえなかったということで、自分も応援したくてフォローしました。
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