今日の午後は「技研公開2026」に行ってきた。NHK放送技術研究所による、年1回の最先端の放送技術の一般公開であり、今日から5/31までである。土日は人が多そうなので、平日に行くことにした。
勤めていた会社で所属していた事業部では放送機器も扱っており、放送機器の開発や設計を直接行っていたわけではないが、その放送機器を含む事業部全体の技術企画・管理という立場だったので、大いに関係あるところである。現在は定年退職したので、完全に個人的趣味として見学に行くのである。
成城学園前駅からバスで向かう。たぶん同じく技研公開に行くであろうと思われる乗客で混雑していたが、予想通りかなりが「NHK技術研究所前」でおりた。平日なのにやはり賑わっている。むしろ「仕事関係」の人が多そうだ。
今回のテーマは「拓く、支える、これからも」ということで、「メディアを支える」、「イマーシブメディア」、「ユニバーサルサービス」、「フロンティアサイエンス」の4つのカテゴリーに分けて、展示と説明を行っている。
中に入ると、まずはドローン活用、続いてAI活用と、このあたりは予想通りで、これらを抜きに最先端技術を語ることは難しいだろう。ドローンも単に空撮に活用するというだけでなく、高度な「空飛ぶロボメカ」として活用範囲を広げているし、AIは放送前の誤り発見や、リアルタイム字幕表示など、すでに実用段階である。リアルタイム字幕表示は、まだ誤字もあったりするが、以前に比べると精度はかなり上がってきている。ただ、固有名詞の識別や、無意味な「え〜」とか「あの〜」をどう除くかは、学習によって精度を上げるしかないようである。自動で手話CGを表示するのも、手話というのは日本語とは別の言語体系だと思って作っていかないといけないらしい。
面白いと思ったのは、光だけで軟らかさが変わる触感提示材料で、まだまだ実用化は先の技術のようだが、放送でこんなこともできるようになるのかと思った。リアルタイムアバター合成システムは、実物の人間とヴァーチャルな映像を違和感なく組み合わせる技術で、Vtuberの進化版(?)のような感じで、実演が面白かった。
一つ一つ詳しくここに書いても仕方ないので、このぐらいにするが、3時間くらいいて十分に楽しめた。仕事は辞めたが、こういう最先端技術に触れる日もいいものである。
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