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2025年12月15日09:45

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「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」

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リドリー・スコット監督の名作映画『ブレードランナー』の原作というこの本を、私は映画を観た80年代に読んだのでした。
が、あまりのカオスぶり、整合性のなさに嫌気がさして、その後ほぼ忘れていました。
今回、この本の読書会ということで、ウン十年ぶりに読んでみました。

核戦争の後の放射能灰で荒廃した地球では、異星に移住した住民も多かった。
リックは、火星から違法に逃げ出してきたアンドロイドを殺すことを仕事にしている賞金稼ぎだが、それは殺るか殺られるかという危険な仕事であった。
アンドロイドは限りなく人間に似ており、特殊なテストをしないと判別ができない。
自分の相手がアンドロイドかそうでないか、境界は甚だ曖昧であり、リックは悩み苦しみながら戦うことになる。
アンドロイドは感情を持つのか?
人間に似せるために、「感情を持つ」ふりをセットされているだけなのか?
自分こそ、ある時点で人間の記憶を埋め込まれたアンドロイドではないのか?

リックと同じ賞金稼ぎとして、フィル・レッシュという男が現れるが、彼が人間なのかアンドロイドなのか、よく分からない。途中で本人も悩み出し、リックにテストをしてくれといい、その結果は思わしくなかったらしいが、ハッキリとは書かれていないのです。
私はAIに訊いてみたのです。
「この本に出てくるフィル・レッシュは人間なのかアンドロイドなのか?」と。

結果は「よい質問ですね。それはこの本の中でも重要なポイントであり、長年議論されているところなのです」という、なんとも人を喰った答えでした。
ちなみに読書会では、「人間と思う」が8名、「アンドロイドと思う」が3名でした。散々議論した後でも、意見は分かれるものなのですね。

荒廃した地球「ディストピア」で生きる人々の孤独感が、この小説全体に漂っています。
やはり本書の中で重要な役割を果たすと思われるマーサ―教の神、マーサ―は、「共感(エンパシー)ボックス」を通して現れる存在の筈なのに、いきなりイジドアの前に現れたりと、整合性のなさも多々あって私は納得できなかったのですが。
読書会に参加された人の中には、SFの大家のような人もいて、驚くような情報を次々と下さいました。
例えば、この作家フィリップ・K・ディックは、曖昧さや整合性のなさこそが特徴なのだと。
そりゃSFファンタジーだからと言ってしまえば、それまでなのですが…

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(ヨシモト家の愛猫七之助ちゃん。電気猫じゃないよ!)

等々、まとまりのない感想ですが、非常に面白い読書会でした。
ヨシモトさん、ジューシーな手作り干し柿、新鮮な柚子使いまくりの柚子料理各種、とーっても美味しかったです。
ありがとうございました。

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