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2025年12月13日23:01

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【音楽】 東京交響楽団演奏会 @サントリーホール

今日は東京交響楽団の演奏会に行った。
プログラムは次のとおりである。

 ・マルサリス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調
 ・コープランド:交響曲第3番

   指揮:ロス・ジェイミー・コリンズ/ヴァイオリン:大谷康子
   会場:サントリーホール (18:00 開演)

マルサリスは名前すら初めて聞く作曲家だ。もちろん作品も全くの未知である。知らないなら聴きに行けばいいと思い、久しぶりにサントリーホールに行った。ヴァイオリン独奏は東京交響楽団のコンサートマスターを長年勤めていた大谷康子である。退団時に名誉コンサートマスターとなったらしい。その大谷康子のデビュー50周年ということで、新境地を拓くコンサートでもあるようだ。

さて、マルサリスだが、もともとジャズ系の人で、ジャズミュージシャン一家の中にあって、「クラシック」の方にも入っていった人らしい。バリバリの現役作曲家である。

曲はヴァイオリン独奏により静かに始まるのが意外(?)だったが、そのあといろいろと変化して行き、もう何がなんだか混沌としてきた。第1楽章の途中で長めのカデンツァがあり、最後は消え入るように終わる...と思ったら、突然何が起きたんだというような激しいリズムになり、そのノリで第2楽章に進む。第3楽章にはさらに長いカデンツァが入るが、その途中で打楽器が加わり、ヴァイオリン独奏と打楽器だけで進行していく。一斉の足踏みドンドンにて第4楽章に突入し、さらに混沌としつつ進み、最後はヴァイオリンソロが同じメロディーを繰り返しつつ、途中でステージから客席に降りていき、最後は客席内で聞こえるか聞こえないかくらいの弱音で弾いて終える。ステージを降りるのは、そういう指定になっているのだろうか。

聴く前はジャズっぽい雰囲気を予想していたが必ずしもそうではなく、かといっていわゆる「クラシック音楽」とも雰囲気が違い、でも何だかよく分からないけど楽しかったぞというしかない。もう一度聴く機会があるか分からないので、貴重な経験だったのは間違いない。

このあとはアンコール演奏で、耳に馴染んでいるような気がするのに何の曲か分からないなと思って聴いていたら、アルベニスの「アストゥリアス(伝説)」であった。

休憩のあとはコープランドの交響曲第3番である。前半にメインプログラムを終えてしまった感じだが、後半も楽しもう。この曲を演奏会で聴くのは久しぶりだが、以前聴いた時は、なんとなくピンと来ないなという印象だった。久しぶりに聴いてどうなるかと思っていたら、第1楽章や第3楽章の茫洋とした捉えどころのなさは感じたものも、全体としては悪くないなと思った。第4楽章はコープランドの「市民のためのファンファーレ」のメロディーがそのまま使われ、そのあとはだんだんと盛り上り、高揚していく感じが良かったと思う。「ジャズなど直接的な要素を使わずにアメリカらしさを表現した」ということで、まあそうなのだろう。

全く未知の曲と以前はピンと来なかった曲の組み合わせというプログラムながら、終わってみればなんだかんだと楽しめた演奏会だった。演奏会が終わり会場を出ると雨が降っていた。
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