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2024年11月23日20:18

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【散策】 穴守稲荷へ

羽田空港に行くときに京急を使う人は多いと思うし、自分もいつも京急に乗っていく。しかし、もともと京急空港線は羽田空港のために作られた路線ではないのだ。穴守稲荷への参詣客輸送のために、穴守線として開通したのだ。その後、羽田空港まで延伸されて空港線となったが、羽田空港駅とは名ばかりで、空港ターミナルビルとはかなり離れていて、たまによく知らずに来る人のために、駅前でタクシーが客待ちしているような駅だった。空港ターミナル直下に乗り入れて本線からも直通で行けるようになったのは、わりと最近のことなのである。

多摩川をはさんで川崎大師と穴守稲荷は、昔はどちらも賑わっていたのだが、川崎大師の方は全国的に有名なのに対し、穴守稲荷はいまひとつ知名度も低く、羽田空港を頻繁に利用する人でも、穴守稲荷を知らない人が結構いると思う。そういう自分も、川崎大師には何度か行ったことがあるのに、穴守稲荷は行ったことないことに気付き、今日はそこに行ってみようと思ったのである。

前置きが長くなったが、そんな訳で京急川崎から急行・羽田空港行きに乗車する。京急蒲田を過ぎて空港線に入ると、航空会社別の乗り場の案内や機内持ち込み制限の話などの案内が入る。京急もこの路線は完全に空港利用者だけをターゲットにしているようである。しかし、今日は穴守稲荷駅でおりる。改札を出るとすぐに鳥居があり、少し歩くと表参道だ。鳥居をくぐり駅から数分で穴守稲荷に到着する。

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(穴守稲荷駅)

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(表参道の鳥居)

穴守稲荷は豊受姫命を祀っており、社伝によれば、文化文政の頃の開墾の際に沿岸の激浪によって堤壁に大穴を生じ、これにより海水が侵入してしまうので、堤上に一祠を勧請したのが始まりであるという。穴の害より田畑を守る稲荷大神ということで、穴守稲荷なのである。最初は現在の羽田空港内にあったが、戦後の連合国軍による強制退去命令により、住民たちはこの土地を離れざるを得なくなり、穴守稲荷も例外でなかったが、昭和22年に現在の大田区羽田5丁目の地に再建されたのである。

さて、まずは拝殿に向かいお詣りする。拝殿の横には千本鳥居がある。このようなものがあることすら知らなかった。その千本鳥居をくぐっていくと、奥之院がある。奥之院の横からは稲荷山に登る階段があるので、登ってみる。稲荷山といっても、階段を少し登るだけである。途中に稲荷様が並んでいるところがある。築山稲荷、幸稲荷、末廣稲荷、航空稲荷である。航空稲荷とは、空港に近い場所らしい稲荷様だ。稲荷山の頂上まで登っていくと御嶽神社がある。降りる時は反対側からのようで、そちらを降りていくと御神穴と書かれた場所があり、こちらにも稲荷様だ。

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(拝殿)

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(千本鳥居)

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(奥之院)

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(築山稲荷・幸稲荷・末廣稲荷・航空稲荷)

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(御嶽神社)

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(御神穴)

人出が多いとはいえなかったが、全く誰もいないという訳でもなく、土地に根付いた稲荷神社ではあるようだ。

穴守稲荷のすぐ裏側の道に出ると、瞬間的に別世界になる。空港がすぐ近くだし、空港と各地を結ぶ高速バスをはじめ、多くの車が行き交う。少し歩くと穴守橋に出た。海老取川にかかる橋だ。すぐ向こうにJAL関係の施設があるビルが見え、モノレールが走り、飛行機も見える。こんな場所まで穴守稲荷から歩いて5分くらいである。

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(穴守橋からの眺め)

穴守橋を渡ると羽田空港のエリアに入ってしまい、まもなく天空橋駅である。穴守稲荷と羽田空港は思ったよりも近いことを実感する。天空橋駅付近には、羽田イノベーションシティがあり、近未来的な雰囲気である。複雑に絡み合っているような感じで、いくつかのゾーンに分かれているが、初めて来たら迷子になりそうだ。中にはオフィスの他に飲食店もある。

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(羽田イノベーションシティ)

イノベーションシティの中にあった中華料理店で食事をして、今回の散策に締めとした。
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