今日の午後は、調布国際音楽祭2024に行った。この音楽祭は6/15〜6/23で行われているものだが、行ったのは今日だけである。平日はもともと無理だが、久しぶりにNHK交響楽団の演奏会に行こうかと思ったら、調布音楽祭の一環で今日あったので行くことにしたのだ。調布は、自宅のあるところから、多摩川を超えてすぐ向こう側の市である。
プログラムは次のとおりである。
・ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲
・バッハ (ウェーベルン編):リチェルカータ
・シューベルト:交響曲第5番
指揮:鈴木優人/ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
管弦楽:NHK交響楽団
会場:調布市グリーンホール (14:00 開演)
会場の入りは満員に近かった。まずはベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲から始まる。生で聴くのは久しぶりだ。オーケストラはやや速めのテンポで、重くならず、むしろ軽やかな感じで進んでいく。ヴァイオリンのソロも、気負った感じは全くなく、自然な流れであり、聴いていても心地よい。第1楽章の終わりの方のカデンツァでは、ヴァイオリン独奏にティンパニが加わる。これは、この曲のピアノ協奏曲編曲版で聴いたことがあるが、オリジナルのヴァイオリン協奏曲でもやるとは! なかなか面白い。第3楽章では、ヴァイオリン独奏のあとオーケストラだけが同じ旋律を続けるところで、イザベル・ファウストも一緒に弾いていたところもあった。しかもコンサートマスターの方を見ながら楽しそうに弾いている。よく知っている曲だし、ファウストの演奏も素晴らしいだろうとは思っていたが、予想外の要素もあって、十分に楽しめた。
このあとは、アンコール演奏があった。ファウストが簡単な説明したが、日本語でないので分からない。でも、「ベリオ」と「コンソレーション」は聞き取れた。そのとおりベリオのコンソレーションという曲である。全く初めて聴く曲のはずだが、どこかで聞いたことあるような気がしたのは気のせいだろうか。もしかしたら有名な曲なのだろうか。
休憩のあとは、バッハの「リチェルカータ」である。最初プログラムを見た時にピンとこなかったのだが、「音楽の捧げもの」の「6声のリチェルカーレ」を大オーケストラ曲に編曲した曲だとあとで分かった。どんな編曲になっているのだろうと思っていたが、結局バッハはどう編曲してもバッハなのだなと感じながら聴いていた。
最後はシューベルトの第5番である。これが個人的には今日のメインプログラムである。シューベルトの交響曲は、第7番(未完成)や第8番(グレイト)はよく演奏されるが、他の番号は演奏機会も少ないように思う。個人的には第5番は結構好きで、楽器編成も控え目で、リラックスして聴ける曲なのに、聴けば聴くほど味わいが増すような、そんな曲だと思っている。今日の演奏も、スマートに軽やかに流れつつも、要所要所がビシッと決まっているようで、なかなか良かったと思う。
午前中は大雨で、午後も不安定な天気だったが、よい音楽を聴いて楽しめた午後であった。
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