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2022年11月12日20:58

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【音楽】 東京交響楽団演奏会 @ミューザ川崎

今日は川崎にコンサートに行った。東京交響楽団の演奏会である。
プログラムは次のとおりである。

 ・ベルリオーズ:序曲「ローマの謝肉祭」
 ・ラヴェル:ピアノ協奏曲
 ・ベルリオーズ:幻想交響曲

   指揮:川瀬賢太郎/ピアノ:三浦謙司
   会場:ミューザ川崎 (14:00 開演)

今日演奏されるベルリオーズの作品は有名な曲で、演奏される機会も多いと思うが、意外なことに生で聴いた記憶がない。ベルリオーズの作品も、個人的にはあまり強く馴染んでいるとはいえないかもしれないと気付き、いい機会なので聴きにいくことにしたのだ。

最初は「ローマの謝肉祭」だ。これは失敗に終わったオペラの音楽を転用した作品らしい。威勢よく始まったと思ったら、コール・アングレが穏やかな旋律をゆったりと奏でる。そうか、このような曲であったか。再び盛り上がり、最後の方は熱狂的になっていく。1曲目からなかなか楽しい音楽だ。

続いては、ピアニストの三浦謙司が登場して、お馴染みの名曲、ラヴェルのピアノ協奏曲だ。三浦のピアノは初めて聴くが、柔らかいタッチで滑らかに弾いているように感じた。ラヴェルやドビュッシーなどに合っていそうな気がした。第2楽章の前半のピアノソロ部分も実に素敵だった。聴いていて心地よい。「ゴジラの主題」に似た旋律も登場する(プログラムにもそう書いてある)第3楽章で高揚し、華やかに演奏を終えた。若いピアニストとやや若い指揮者の息も合っているようで、こちらも十分楽しめた。

このあとは、三浦謙司のソロによるアンコール演奏があった。ラヴェルの曲でも演奏するのかと思ったら、演奏したのはドビュッシーの「月の光」だ。4日前の満月を思い出す。その日は皆既月食で異様な赤い月が見られた。これではドビュッシーのイメージではないだろうから、先月の満月を思い出すことにした。しっとりとした素敵な「月の光」であった。

休憩のあとは、今日のメイン・プログラムである「幻想交響曲」だ。実は第2楽章と第4楽章はよく分かっていたものの、全楽章通してどうかという状態であったが、じっくりと聴くと、改めていろいろと楽しむことが出来た。指揮者の左右に2台のハープを配している。今回たまたまそうしたのか、もともとそういうことになっているのか分からないが、最前列にハープ2台とは、視覚的効果も面白そうだ。そのハープは第2楽章「舞踏会」で大活躍だが、第2楽章が終わったら2人のハープ奏者はステージ上から去ってしまった。華やかな舞踏会も終わったという意味を含んでいるのだろうか。

第3楽章「野の情景」では、コール・アングレとオーボエのやりとりがあるが、オーボエは舞台裏で吹いている。これも知らなかったが、何を今さらといわれそう。最後は激しいティンパニ連打で、このあとの第4楽章に続くのだが、断頭台へ向かうのがこんな勇ましい行進曲とは、というのも改めて聴くと面白い。第5楽章も、鐘の音がこれまた舞台裏から響いたり、ヴァイオリンがコル・レーニョ奏法で弾いたりと、CDで聴いただけでは知らなかった(解説を真面目に読めば書いてあるのかな)こともあって、そうしたところも含めて最後まで楽しめた。演奏も素晴らしかったと思うが、最後の音が鳴り終わらぬうちに拍手が鳴ったのがやや残念である。勢い余って拍手してしまった人がいたようだが、それだけ素晴らしい演奏だったということだろう。

今日も十分に楽しめた演奏会だった。
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