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2022年04月09日19:23

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【散策】 加曽利貝塚

今日は千葉の加曽利貝塚に行ってきた。実は、最初から加曽利貝塚を目指して出かけたのではなく、天気もいいしどこかに出かけようと、とりあえず小田急線で新宿に出て、JR中央線と総武線を乗り継いで、なんとなく千葉駅に来たのである。このあとどうするか何も考えていなかったが、久しぶりに千葉都市モノレールにでも乗ってみようと、ここで思ったのである。

モノレールの乗り場に行くと、加曽利貝塚PRキャラクターの「かそりーぬ」も描かれた、加曽利貝塚の案内が目に入る。加曽利貝塚がモノレール沿線にあるらしいので、行ってみることにしたのだ。どうやら桜木駅が最寄りらしい。千葉都市モノレールは懸垂式なので、下には何もない。高所恐怖症の人には、なかなか怖い乗物かもしれない。桜木駅には初めて下車する。

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(桜木駅に到着したモノレール)

案内地図を確かめて加曽利貝塚に向かう。普通の住宅地の中を歩いているだけで、こちらで合っているのか不安になりかけた頃、加曽利貝塚公園の入口が見えてきた。

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(加曽利貝塚の入口)

加曽利貝塚は学術的にも価値の高い史跡として、貝塚としては初の特別史跡に指定されている。縄文時代中期に形成された北貝塚と、縄文時代後期の南貝塚がある。その貝塚の層断面を、それぞれ間近で見ることができる。保存状態を良好に保つため建屋の中に入っており、ガラス越しでの観察になるが、おびただしい貝殻が層をなしているのがよく分かる。貝の種類は、イボキサゴとハマグリを中心に、アサリやシオフキなども多い。南貝塚の方がハマグリの割合が多く、スガイやオキアサリなどもかなり混じるという差異もあるという。

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(加曽利北貝塚層断面)

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(加曽利南貝塚層断面)

広い公園内には住居跡群もあるが、これも建屋の中でガラス越しの見学だ。竪穴式住居の跡で、木の実などを貯蔵した穴なども、発掘されたままの状態で保存されている。縄文人は貝だけを食べていたわけではない。

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(北貝塚住居跡群)

貴重なものを見たあとは、それらのおさらいも兼ねて博物館に行く。公園敷地内にあり、無料で見学できる。貝塚があるということは、ここで縄文人が生活をしていたわけで、土器や石器などの道具や、貝や動物の骨から作った製品など、さまざまなものが展示されている。動物の肉は食糧になるが、骨や皮も捨てる訳ではなく、全身を余すところなく活用していたのである。まさに究極のエコな生活だったのである。

加曽利貝塚がこのようにきちんと保存されているのも、開発によって壊されようとしていたのを、市民の中から保存運動が起きて、署名も多く集まり、国会でも議題となり、全面保存と博物館の建設を決定したという経緯があるらしい。今でこそ、こういうのは残そうという考えはよくあるが、昭和の高度成長期には、そのような考えはあまりなかったのではなかったか。市民運動が貴重な文化財を守った稀有な例ということでも注目の史跡であるらしい。

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(加曽利貝塚博物館)

公園内にはさらに竪穴式住居の復元集落がある。これは復元したレプリカだが、忠実に再現されてはいるのだろう。自然とともに生きる縄文人に思いを馳せることができる。

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(復元集落)

ひととおり見学したあとは、桜木駅に戻る。すでに正午をだいぶ過ぎているので、都賀までモノレールに乗って、駅近くの中華料理店で食事をしたあと、東京方面に帰った。
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