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2019年09月06日21:44

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【音楽】 最近購入したCD 〜マルクス、平尾

最近購入したCDは3種類。

●ヨーゼフ・マルクス (1882-1964、オーストリア)
 ・春の音楽
 ・牧歌
 ・収穫祭

   ヨハネス・ヴィルトナー指揮 ウィーン放送交響楽団       (2007録音、cpo)

ヨーゼフ・マルクスの作品は、このCDで初めて聴く。遅れてきた後期ロマン派作曲家といったところだろうか。素敵なメロディーを重厚な響きの中で奏でるようで、穏やかで安らぐ音楽である。派手に劇的に盛り上がることも避けているようで、すんなりと耳に入ってくる音楽である。まさにそのマルクスの音楽そのものというのが、2曲目の「牧歌」であろう。「春の音楽」も、あくまでも穏やかに春の歓びを表現している。「収穫祭」は、冒頭こそお祭り的だが、やはり穏やかに展開するのである。その中に収穫の歓びのような雰囲気がちりばめられているようだ。今まで未知だった作曲家だが、好ましい作品である。


●ヨーゼフ・マルクス (1882-1964、オーストリア)
 ・秋の交響曲

   ヨハネス・ヴィルトナー指揮 グラーツ・フィルハーモニー管弦楽団  (2018録音、cpo)

マルクスをもう1枚。こちらは2018年と、新しい録音のCD。これからの季節に相応しい秋の交響曲で、演奏時間67分の大曲だが、やはりあくまでも穏やかな音楽である。各楽章には標題がついており、第1楽章「秋の歌」、第2楽章「真昼の精霊の踊り」、第3楽章「秋の思い」、第4楽章「秋の詩」となっているが、いかにもそんな雰囲気である。マルクスは世間の流行には乗らず、自己のスタイルを維持した作品で一貫したため、当時は時代遅れとされて、やがて忘れ去られてしまったらしい。しかし、今こうやって作品を聴いてみると、実に表情豊かで素敵な音楽なのである。埋もれさせておくにはもったいない。


●平尾貴四男 (1907-1953、日本):
 [1]
 ・オーボエソナタ
 ・子守唄
 ・ヴァイオリンソナタ

   辻功 (オーボエ)/千々岩英一 (ヴァイオリン)/平尾はるな (ピアノ)

 [2]
 ・木管五重奏曲
 ・フルートソナチネ
 ・フルート三重奏曲

   倉田優 (フルート)/辻功 (オーボエ)/板倉康明 (クラリネット)/有馬純晴 (ホルン)
   井上俊次 (ファゴット)/野口龍 (フルート)/千々岩英一 (ヴァイオリン)
   平尾はるな (ピアノ)                            (2007録音、ALM)

2007年に東京文化会館で行われた演奏会のライブ録音盤(2枚組)である。ヴァイオリンソナタとフルートソナチネ以外は、このCDで初めて聴く作品である。平尾の娘のはるなや孫の辻功を含むメンバーで、平尾の音楽を埋もれたままにしたくないという思いが込められた演奏会ということだろう。初めて聴く曲なのに、どこか懐かしいような響きも感じられるところがあるのは、「和風」がブレンドされているのだろうか。「子守歌」は「中国地方の子守歌がベースになっているのだが、他の曲にも感じる。2枚目は、平尾の得意なフルートが絡む曲で、音楽を奏でることの楽しさが伝わるような曲と演奏だ。
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