今日は買物がてら、銀座の山野楽器本店に行った。CDを購入するためではなく、コンサートを聴くためだ。先日、山田磨依さんのダマーズ他のピアノ作品を演奏したCDのことを書いた際に、「今度は生で聴きたい」と書いたが、その機会がこんなに早く来るとは。
「山田磨依ミニコンサート」
・ダマーズ: 出現
・ダマーズ: 夜明け
・ドビュッシー: 喜びの島
・ダマーズ: ソナチネ
ピアノ;山田磨依
会場:山野楽器銀座本店Jam Spot (13:00開演)
CD発売を記念した、無料のミニコンサートである。しかし、内容は充実していた。司会の方による略歴紹介のあと、山田さんが紫の衣装で登場し、早速演奏が始まる。最初は「出現」だ。つい先日まで全く知らなかった作曲家なのに、今は冒頭を聴いただけで「出現」だと分かるとは。最初から素敵な演奏を聴かせてくれた。やはりCDで聴くよりも何倍も良い。(CDも良いが)。
このあと、山田さんの挨拶と曲の解説が入る。山田さんは幼少の頃からダマーズのピアノ作品に親しみ、フランス留学中はダマーズには会えなかったそうだが、葬列には参加したとのこと。
このあと、「夜明け」とドビュッシーの「喜びの島」を続けて演奏する。ダマーズは完全に山田さんと一体になっているようで、作品そのものの魅力を最大限に引き出してみせるような演奏だと思う。ダマーズのピアノ曲は、派手に盛り上がる訳でもないし、難解な訳の分からない曲でもない。聴いていて実に心地よい作品なのだということが、改めて分かる。
最後はダマーズ自身もいちばん気に入っている作品だという「ソナチネ」である。山田さんの解説によれば、ダマーズの母はハーピストで、そのためハープ的なグリッサンドがあるのだという。そう言われればそうだ。生で聴いた「ソナチネ」も素敵だった。
最後にアンコール演奏として、もう1曲。もちろん、ハーツェルの「蒲公英」である。ハーツェルが山田さんに献呈した作品である。山田さんの演奏会のアンコール曲として、常に演奏されるであろう。結構演奏するのは難しい作品のように思えるが、これは山田さんのための作品なので問題ない。これも素敵な演奏だった。
30分ほどのミニコンサートだったが、大変素晴らしい時間を過ごすことが出来た。山田磨依さんはまだ27歳と若い。今後も注目のピアニストだ。このあとサイン会があるというが、サインをもらうことにはあまり興味ないので、そちらは無しで(CDも持っていっていない)会場を出た。
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