本日購入したCD。
●Mai Yamada, Piano
・ダマーズ:ソナチネ
・ダマーズ:出現
・ダマーズ:夜明け
・ダマーズ:序奏とアレグロ
・ドビュッシー:喜びの島
・デュカス:ラモーの主題による変奏曲、間奏曲と終曲
・ハーツェル:蒲公英
山田磨依 (ピアノ) (2017年録音、Sonare Records)
今年生誕90年目にあたるジャン=ミシェル・ダマーズ(1928-2013)のピアノ作品を中心に収めたCDである。ダマーズのピアノ作品への深い理解と愛情を持つ若いピアニスト、山田磨依が演奏している。私は寡聞にして、この作曲家を全く知らなかったので、このCDで初めて聴いたが、これが実に素敵である。古典的たたずまいの中に優美さがあり、詩情あふれる作品というところだろうか。最初の「ソナチネ」からそんな感じである。「出現」の冒頭の神秘的雰囲気も面白い。何かすごいものが出現するのかと思ったら、しみじみと穏やかな曲。「夜明け」は明るい希望の夜明けという感じ。「序奏とアレグロ」の流れるような曲も素敵。山田磨依のダマーズ作品愛が感じられる1枚である。
そのダマーズにもゆかりのフランス作曲家ドビュッシーとデュカスの作品も合わせて入っているが、ダマーズ作品と続けて聴いても違和感なくつながり、山田磨依の真摯な演奏が、この曲の魅力を再発見させてくれる。最後に収められているのは、英国作曲家エドムンド・ハーツェル(1987- )が山田磨依の26歳の誕生日(2017年)に贈ったという「蒲公英(タンポポ)」である。解説にあるような、「チョコレートケーキにチョコレートソースをかけ、ココアと一緒に食すような感覚」の和音により、高度な技巧を要する作品と思うが、まさに山田磨依のための作品であり、素晴らしい作品と演奏である。
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