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2016年10月06日21:43

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【読書】 最近読んだ本 備忘録

ほぼ1ヶ月おきに書いている、最近読んだ本の備忘録。


●「最新 惑星入門」 (渡部潤一/渡部好恵著、朝日新書)

 46億年前に太陽が生まれ、太陽系が形成された。近年の惑星探査機の調査で、新たに分かったことも多く、同時に未知なことも多い。この本は太陽系の成り立ちからはじめ、太陽系の「主役」である8つの惑星、その惑星の衛星たち、さらに小惑星や彗星など、それぞれの素顔に迫る。最近は太陽系外縁部についても少しずつ見え始め、海王星の外にある「第9惑星」の存在も可能性として出てきているというのも興味深い。1周するのに1万年もかかるような惑星が、地球上から容易に発見できるものではないが...。


●「悪意の心理学」 (岡本真一郎著、中公新書)

 政治家の「うっかり発言」や、何気なく発した言葉が相手や第三者を傷つけたりすることがある。相手を罵倒する言葉、偏見に基づく言葉、嘘で取り繕った言葉、わざと本当の意味を隠した言葉(「京都のぶぶ漬」など)など、コミュニケーションはしばしば「悪意」を持つ。ヘイト・スピーチのような悪意以外の何物でもないものもあれば、意図せず「加害者」になってしまうこともある。悪意はなぜ生まれ、どうすればよいのかを、言語心理学の観点から述べた本である。残念ながら、私の身近なところでも悪意を持った言葉はしばしば見かけるが、注意していきたいものである。


●「ニッポンの山里」 (池内紀著、山と渓谷社)

 日本各地の山里を、三十か所ほど訪ね歩いた旅の記録。いずれも交通不便な場所にあるが、それゆえに今も遺っている独特の文化や伝統をその土地で感じ取り、そこに生きる里人の希望や危機を探るために、文字通り歩いて回っている。なぜこんなところに人が住み、どのように共同体が形成されて、どのように維持されてきたのかを考える、興味深い本である。自分もまたそのような旅をしたいと思う。


●「封印された鉄道秘史」 (小川裕夫著、彩図社)

 明治時代に我が国で鉄道が開通して以来、現在までの鉄道史の中で、知られざる話を紹介しようという本。政治に翻弄された話、新幹線をめぐる光と影、戦争による鉄道への影響や、鉄道会社同士の仁義なき戦いなど、鉄道史の中の様々なエピソードを綴っている。「秘史」というほどでもない知られた話も多いが、楽しめる本である。


●「駅名・地名不一致の事典」 (浅井建爾著、東京堂出版)

 品川駅が港区にあったり、厚木駅が海老名市にあったり、必ずしも駅名と駅所在地の地名が一致しないことがある。また、駅名の元となっているはずの地名がそもそも存在しない例も多い。この本は、そんな駅名を集めて記した本である。市町村合併により消失した地名が、駅名としてはそのまま残っていたり、駅からはるか離れた山などが駅名になっていたり、調べると面白い。ただ、この本の内容は誤りも散見されるのが残念。(著者は鉄道には詳しくないらしい。)
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