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2013年02月09日22:05

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【音楽】 ナデージダ定期演奏会

オーケストラ・ナデージダの定期演奏会に行ってきた。一部のマイミクさんにはお馴染みのオケなので今さらだが、ロシア・北欧の作曲家の知られざる傑作を積極的にプログラムに取り上げて演奏する、東京のアマオケである。

本日のプログラムは次のとおり。
・リムスキー=コルサコフ;「プスコフの娘」序曲
・ガルータ:ピアノ協奏曲
・ラーション:交響曲第2番
 指揮:渡辺新/ピアノ:石岡千弘
 会場:練馬文化センター

練馬に行くのも久しぶりで、文化センターには行った記憶がないから、おそらく初めてだろう。

最初は、このオケには珍しい(?)メジャー作曲家のリムスキー=コルサコフだが、もちろん「シェエラザード」といったメジャー作品ではなく、歌劇「プスコフの娘」の序曲である。歌劇自体は知らないが、序曲だけは持っているCDに入っていて知っていた。

悲劇的なストーリーの歌劇らしく、悲しく暗い出だしに始まり、徐々に盛り上がっていく。暴君イヴァン雷帝とプスコフ市民の抵抗、争いに巻き込まれ命を落とすプスコフ市民の娘(実はイヴァン雷帝の子)、短い序曲の中にこれらが表現されていて、改めて聴くとなかなか良く出来た序曲であると思った。

続いて、ルーツィア・ガルータのピアノ協奏曲だが、実はこの曲はほとんど聴いたことがない。CDが出ているのも見たことがない。だいぶ前にネット上で音源を見つけて1回だけ聴いたことがあるのをあとで思い出したが、その程度であって、初めて聴く曲と言った方がよい。

そもそも、作曲したガルータが女性だったと今日のプログラムの解説を読んで初めて知ったような有様だ。ラトヴィア出身の女流ピアニストで詩人で作曲家らしい。

ピアノは石岡千弘さんで、ナデージダとの共演はボルトキエヴィチ以来だろうか。女性作曲家の作品ということで、聴いてみるとなるほど派手にガンガン鳴り響く曲ではなく、哀愁を帯びつつも美しく詩的な作品だなと思った。どこか東洋的な雰囲気も感じられ、これも聴いていて心地よかった要因だろうか。

何しろほとんど初めて聴く曲なので、演奏がどうこう言うことは出来ないし、そうする必要もない。また一つ素敵な曲を新たに知ることが出来たというのが収穫だ。もしCDが出たら改めて聴いてみようと思う。

さて、休憩のあとはお待ちかねのラーションの交響曲第2番だ。今日は朝から脳内でこの曲がずっと鳴っていたが、生演奏で聴けるとは嬉しい限りである。ラーションを最初に知ったのは「偽装の神(姿を変えた神)」で、これを聴いてすっかり魅了され、そのあと交響曲など他作品も聴いて、好きな作曲家の1人に加わったのである。独特の「ラーション節」というのか、とにかく耳に残る印象的な旋律とリズムの作品が多いと思う。その中でも交響曲第2番はかなり好きな作品である。

第1楽章の出だしの序奏のあとの素敵なメロディーで、すぐにラーションの音楽に浸っていくことが出来た。この曲はまずはこの出だしが好きなのである。そのあと現れるメロディーも好きで、第1楽章は聴いていて楽しい。

第2楽章の牧歌的な雰囲気も好ましい。第3楽章は低弦により重々しく始まり、穏やかな雰囲気からやがて盛り上がり、この曲のクライマックス、というか私が一番好きな箇所、タララタッ、タララタッ、タララタッタッタッタッタッタッタ、を過ぎて、最後はきれいに終わる。やはりラーション2番は名曲だ。

正直、演奏は管楽器などちょっと危なっかしいところもなかった訳ではないけれど、それは気にせず、滅多に生演奏で聴く機会のない作品を楽しむことが出来た。

アンコールは、ロシアの作曲家グラズノフのバレエ音楽「お嬢さん女中」から「サラバンド」。「恋愛合戦」や「女の試み」というタイトルで呼ばれることもあるけど、グラズノフらしいきれいな旋律の多い曲である。「サラバンド」は何やら面白いことが起こりそうな予感がする(?)曲で、演奏もきれいにまとまったと思う。

このオケの演奏会は、今後も余程のことがない限り外せない。
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